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ふつうの条件分岐ふつうの条件分岐には、if else 文を使う。 ただ、1つ注意してほしいのは、if else を使えば必ずふつうの条 件分岐になるという訳ではないことだ。 つまり、if else を使っても、書き方によって多重条件分岐にな ることがあるのである。 詳しくは3.6.2節に述べてあるので、そちらを参照してほしい。 まず、もっとも簡単な条件分岐は、次のような if しかないものである。 例は、絶対値を求めるプログラムである。
if(x < 0) x = -x
else を使えば、条件が成り立たないときの処理も書くことができる。 例として、平方根を出力するプログラムを載せておく。 負の数の時には虚数単位iを出力するようにしてある。
if(x >= 0) print sqrt(x) else{ print sqrt(-x) print 'i' }
ふつうの条件分岐についてはこれくらいである。 最後に、if else文で可能な書き方、不正な書き方をいくつか例を 挙げておく。 まず、最初の例にもある通り、真部や偽部が1命令のみの場合は、 { } で囲まなくても構わない。 但し、 if(x < 0) x = -x if(x < 0){ x = -x } という書き方は、共に不正である。 さらに、真部、偽部のどちらも中身を省略しても構わない。 よって、次のような書き方が可能である。 if(x >= 0){ }else{ x = -x } if(x < 0){ }else{ } また、{ の前や } の後に改行コードをいれても構わない。 空白も適当にいれることができる。 よって、 if ( x >= 0 ) { print sqrt(x) } else { print sqrt(-x) print 'i' } といった書き方も可能である。
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