|
Next: 例外処理 Up: 条件分岐を描く Previous: ふつうの条件分岐 |
多重条件分岐多重条件分岐には、ふつう switch 文を使う。 まずは例をみてほしい。これは符号を返す関数である。
このように、分岐先が3つ以上になるのが多重分岐である。 それぞれの条件式は、case を使って書く。 もし貴方がC言語を知っていれば、次のような書き方をしたくなるかもしれない。
このような書き方も可能である。 これは、
と書いたのと同じ結果となる。 また、複数の条件式を並べて書くこともできる。 さらに、どの条件式にも当てはまらない場合の処理を、default を使って書くことができる。 default の時は、PAD図の中には何も文字は書かれない。 では、例を見てみよう。 これは、与えられた数列の中の数を1、1桁の素数、その他に分類してそれぞれ 個数を数えるプログラムである。
case や default の条件式の中身を省略し、その条件に当てはまる 場合には何もしないことを表すこともできる。 その場合には、条件式の後に空行のみを入れる。 例えば、
と書いて、
switch文でも、{ の前で改行することが可能である。 また、空白も適当に入れて構わない。 この辺りのことについては、反復やふつうの条件分岐と同じである。 また、case や default などの分岐ラベルは、きちんと1行に書か なければいけない。 よって、
のような書き方は不正である。
ここで、if
これは switch を使って、
と書いたのと全く同じ結果となる。
但し、次のように、else if の間に改行をいれてしまうと、これは
if
この場合の出力結果は次のようになる。
ただの if
このように、if文を使う時には注意が必要である。 思っていたのと違った形のPAD図が描かれた時には、ここに書いてあることを 思い出して、もう一度見直してみてほしい。 逆に、これらをうまく使うと、場合によって出力の形を変えてみることも可能に なる。
|
|
プログラムのPAD図自動描画ソフト pad2ps に戻る。 吉田 誠一のホームページ に戻る。 Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved. Sat Nov 9 21:27:17 JST 1996 |