今週の明るい彗星 (2016年12月3日：北半球版)

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 Updated on December 10, 2016
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P)

急激に増光中。現在は11.0等と、かなり明るい(12月3日、吉田誠一)。2月中旬に地球に0.08天文単位まで接近し、6等の明るさで、条件良く観測できると期待されている。しばらく夕空の低空が続く。1月にはいったん観測できなくなるが、2月半ばからは条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  19 27.62  -24 29.7   1.246   0.783    38   12.2  18:18 ( 49, 11)  
Dec. 10  19 50.77  -23 37.3   1.135   0.690    37   10.8  18:18 ( 51, 11)

* ネオワイズ彗星 (C/2016 U1)

急激に増光中。現在は11.7等と、かなり明るい(11月30日、Alan Hale)。1月14日に、太陽に0.3天文単位まで近づく。7等まで明るくなるかもしれない。日本からは、1月上旬まで、明け方の空で明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  13 53.91   45 29.7   0.751   1.099    77   11.8   5:21 (238, 47)  
Dec. 10  15  5.01   37  2.8   0.712   0.959    66   11.1   5:26 (247, 38)

* ジョンソン彗星 (C/2015 V2)

現在は12.2等(11月29日、Maik Meyer)。2017年の夏に7等まで明るくなると期待されている。日本からは、最盛期まで明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、2017年初めまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  13 29.98   44 37.1   2.931   2.913    79   11.7   5:21 (240, 51)  
Dec. 10  13 45.36   44 23.2   2.817   2.847    81   11.5   5:26 (241, 54)

* パンスターズ彗星 (C/2015 ER61)

明け方の空に現れてきた。現在は14.0等(11月22日、門田健一氏)。2017年の春に、7等まで明るくなると期待されているが、最盛期はやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  14  9.17  -15 53.7   3.306   2.569    35   13.2   5:21 (301, 14)  
Dec. 10  14 21.99  -16 52.8   3.167   2.487    39   13.0   5:26 (305, 16)

* リニア彗星 (237P)

予想以上に急激に増光した。現在は12.5等と、かなり明るい(11月1日、Chris Wyatt)。南半球では、既に観測できない。日本からも、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  18 34.24  -15 57.2   2.844   2.029    28   13.3  18:18 ( 64,  8)  
Dec. 10  18 51.44  -15 22.9   2.886   2.041    25   13.5  18:18 ( 66,  6)

* 串田彗星 (144P)

秋に11〜12等まで明るくなった。現在は減光中。だが、まだ12.0等と明るい(11月29日、Michael Jager)。南半球でも、今後は次第に高くなってくる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  12 32.33   -7 22.4   2.026   1.767    60   13.7   5:21 (314, 36)  
Dec. 10  12 45.27   -8 50.9   2.005   1.811    64   14.0   5:26 (321, 37)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

10月下旬から11月上旬にかけて、12〜13等の明るさで観測された。現在は14.3等以下(12月1日、Chris Wyatt)。12月半ばには観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  19 47.28  -22 49.6   6.558   5.883    43   13.9  18:18 ( 47, 15)  
Dec. 10  19 52.48  -22 30.8   6.630   5.882    37   13.9  18:18 ( 51, 12)

* パンスターズ彗星 (C/2014 S2)

昨年の冬から春にかけて、8〜9等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.4等まで暗くなった(12月2日、門田健一氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  13  7.98   -7 48.5   4.924   4.392    52   14.0   5:21 (307, 30)  
Dec. 10  13 10.60   -8 43.8   4.884   4.451    58   14.0   5:26 (314, 34)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

夏から秋にかけて、11〜12等まで明るくなった。現在は減光中。だが、まだ13.1等と明るい(12月1日、Chris Wyatt)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  11 42.87  -14 32.2   1.857   1.776    69   14.1   5:21 (332, 36)  
Dec. 10  11 53.25  -16 26.9   1.836   1.822    73   14.3   5:26 (339, 36)

* スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36)

現在は14.2等(11月22日、Chris Wyatt)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って13〜14等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   0 34.30   -5 22.4   4.586   5.074   114   14.4  19:44 (  0, 50)  
Dec. 10   0 35.60   -5 19.3   4.701   5.088   107   14.4  19:18 (  0, 50)

* ロニオス彗星 (315P/2013 V6)

現在は15.2等(11月17日、門田健一氏)。冬から2017年の春にかけて14等まで明るくなり、日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではずっと低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  11 13.96   24 40.9   2.186   2.421    91   14.5   5:21 (302, 73)  
Dec. 10  11 24.12   24 44.8   2.110   2.421    96   14.4   5:26 (316, 76)

* ヴィルト第２彗星 (81P)

春から夏にかけて、11等まで明るくなった。現在は観測できない。2017年の春に、再び16等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  16 26.91  -19 38.4   3.035   2.052     3   14.5   5:21 (284,-15)  
Dec. 10  16 43.60  -20 13.8   3.067   2.091     6   14.6   5:26 (287,-12)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P)

現在は16.5等(11月29日、Michael Jager)。冬から春にかけて、12等まで明るくなる。日本からは、次第に増光していく様子を観測できるが、2月末には観測できなくなる。南半球では、12月までは観測できないが、12月末からは、ずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  13 39.94   -1 31.7   2.168   1.674    47   15.1   5:21 (295, 29)  
Dec. 10  13 59.33   -3 27.5   2.062   1.610    49   14.7   5:26 (299, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2016 R2)

現在は15.3等と明るい(11月22日、Thomas Lehmann)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って11等で観測できる。現在は、南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からはしばらく低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   3  6.76  -40 27.9   5.194   5.667   113   15.1  22:15 (  0, 15)  
Dec. 10   3  1.99  -39 46.6   5.189   5.614   110   15.1  21:43 (  0, 15)

* リニア彗星 (C/2015 TQ209)

日本からは、明け方の空に現れてきた。減光中だが、まだ15等と明るいはず。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  14 40.96  -17 45.1   2.781   1.963    27   15.2   5:21 (297,  7)  
Dec. 10  14 56.80  -18 32.2   2.808   2.028    31   15.3   5:26 (301,  9)

* テンペル第１彗星 (9P)

現在は14.4等(10月22日、Thomas Lehmann)。12月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  19 45.87  -28 32.9   2.534   1.929    42   15.2  18:18 ( 43, 11)  
Dec. 10  20  5.10  -27 46.3   2.616   1.966    40   15.4  18:18 ( 46, 10)

* カタリナ彗星 (C/2013 US10)

昨年の秋から冬にかけて、6等まで明るくなった。現在は減光中。既に15.2等まで暗くなった(11月2日、大島雄二氏)。日本からは条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   3 55.55   55 56.6   4.269   5.110   145   15.2  23:04 (180, 69)  
Dec. 10   3 42.60   55  7.8   4.350   5.179   144   15.3  22:24 (180, 70)

* レモン-ヨン-パンスターズ彗星 (C/2015 VL62)

現在は15.0等(11月2日、嶋邦博氏)。2017年の夏に12〜13等まで明るくなり、条件良く観測できる。2016年は、冬に15.5等になるまで、次第に明るくなっていく様子を観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   0 50.54   22 25.2   3.155   3.839   127   15.5  19:59 (  0, 77)  
Dec. 10   0 40.58   20 59.0   3.223   3.792   118   15.5  19:22 (  0, 76)

* ロヴァシュ第１彗星 (93P)

現在は16.0等(11月3日、嶋邦博氏)。冬に15等まで明るくなるが、今後は次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  22 25.58   -2 46.5   1.718   1.922    86   15.6  18:18 ( 17, 51)  
Dec. 10  22 35.44   -1 24.4   1.760   1.891    81   15.5  18:18 ( 24, 51)

* 羽根田-カンポス彗星 (D/1978 R1)

1978年の発見以来、行方不明になっている。2016年は、秋から冬にかけて、非常に良い条件で回帰すると予想されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  23  6.90  -10 29.9   0.823   1.313    92   15.5  18:18 (  0, 45)  
Dec. 10  23 30.51   -7  9.9   0.859   1.332    92   15.8  18:18 (  2, 48)

* スローター-バーナム彗星 (56P)

現在は15.8等(11月23日、吉本勝己氏)。秋から冬にかけて、15〜16等で条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   4 20.21   34 18.1   1.749   2.719   167   15.7  23:29 (  0, 89)  
Dec. 10   4 14.90   34  0.7   1.780   2.739   163   15.8  22:56 (  0, 89)

* マスター彗星 (C/2016 N4)

現在は15.4等(11月19日、門田健一氏)。2017年の夏から冬にかけて、14等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、最盛期はほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  22 48.38   -9 46.2   4.086   4.183    88   15.8  18:18 (  7, 45)  
Dec. 10  22 48.04   -8 42.6   4.164   4.142    81   15.8  18:18 ( 17, 45)

* スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P)

現在は17.0等(11月5日、嶋邦博氏)。秋から冬にかけて、16〜17等で条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   7 29.37   25 18.2   2.994   3.809   140   16.0   2:42 (  0, 80)  
Dec. 10   7 26.42   25 36.6   2.926   3.801   148   15.9   2:12 (  0, 81)

* ボリソフ彗星 (C/2016 R3)

10月10日に太陽に0.45天文単位まで近づいた。近日点の前には、12.5〜13.0等まで明るくなった(9月24日、Michael Jager)。近日点の後は、11月16日に14.0等以下(Michael Mattiazzo)、11月19日に17等以下(Terry Lovejoy)、11月25日に15.5等以下(Justin Tilbrook)で、写らない。既に消滅したと思われる。日本からは二度と観測できない。南半球でも、今後はずっと超低空。C/1915 R1 ( Mellish ) と軌道が良く似ている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  18  4.06  -43 44.7   2.036   1.255    28   16.0  18:18 ( 46,-14)  
Dec. 10  18 34.72  -45 44.2   2.154   1.375    28   16.5  18:18 ( 44,-15)

* シュワルツ彗星 (C/2014 B1)

現在は15.6等(11月19日、門田健一氏)。2016年から2019年にかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。ずっと赤道の近くにいる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   9 22.94    1 34.7   9.335   9.684   107   16.1   4:35 (  0, 57)  
Dec. 10   9 22.99    1 34.1   9.224   9.678   114   16.0   4:08 (  0, 56)

* ファン・ビースブルック彗星 (53P)

夏に12.5等まで明るくなった(8月3日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に15.2等まで暗くなった(11月3日、嶋邦博氏)。しばらく条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  21 53.35  -14 36.3   3.081   2.973    74   16.1  18:18 ( 23, 38)  
Dec. 10  22  2.12  -13 56.7   3.202   3.004    69   16.2  18:18 ( 29, 36)

* エンケ彗星 (2P)

現在は16.5等(11月28日、Michael Jager)。2017年3月10日に近日点を通過する。日本からは、2月下旬に8.5等になるまで、夕空で明るくなっていく様子を観測できる。南半球では、3月末に8等で明け方の空に現れた後、暗くなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  22 53.20    4 47.2   1.379   1.768    95   16.7  18:18 (  7, 60)  
Dec. 10  22 52.66    4 19.3   1.398   1.683    88   16.2  18:18 ( 21, 58)

* パンスターズ彗星 (C/2015 V1)

現在は16.5等(11月4日、D. Buczynski)。2017年の秋から冬にかけて、15等まで明るくなり、条件良く観測できる。日本からは、明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、2017年夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   2 51.58   55 56.0   4.473   5.275   140   16.5  22:00 (180, 69)  
Dec. 10   2 38.68   54 27.9   4.470   5.243   137   16.4  21:20 (180, 71)

* ピゴット-リニア-コワルスキー彗星 (226P)

1783年の発見以来、200年以上も行方不明になっていた彗星。急激に増光し、9月には13.9等まで明るくなった(9月1日、Sandor Szabo)。現在は減光中。日本からは、しばらく非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   4 17.68   53 37.8   1.049   1.957   148   16.5  23:25 (180, 71)  
Dec. 10   3 56.75   55 50.4   1.098   1.984   144   16.9  22:37 (180, 69)

* カタリナ彗星 (C/2013 V4)

2016年の初めに15等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.5等まで暗くなった(11月19日、門田健一氏)。日本からは、2017年秋に18等以下になるまで、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  14 33.72   65 48.2   5.968   6.066    91   16.7   5:21 (210, 41)  
Dec. 10  14 43.96   65 49.9   5.963   6.093    92   16.7   5:26 (210, 44)

* リニア-ミュラー彗星 (188P)

急激に増光した。現在は16.7等(10月15日、門田健一氏)。秋から冬にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  22 52.46   -6  1.7   2.406   2.618    91   16.8  18:18 (  6, 49)  
Dec. 10  22 58.96   -5  0.2   2.487   2.609    85   16.8  18:18 ( 14, 49)

* パンスターズ彗星 (C/2014 R3)

現在は16.9等(11月25日、門田健一氏)。急激に増光して、当初の予想より明るくなっている。2017年にかけて、17等を保つ。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  13 44.26   54 34.6   7.330   7.314    85   16.9   5:21 (225, 48)  
Dec. 10  13 45.63   54 51.0   7.269   7.318    88   16.9   5:26 (223, 53)

* シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P)

現在は17.3等(11月7日、Mt. Lemmon Survey)。冬には17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  12  1.83    0 37.1   2.500   2.368    70   16.9   5:21 (317, 47)  
Dec. 10  12 10.91   -0  0.9   2.442   2.395    75   17.0   5:26 (325, 49)

* パンスターズ彗星 (C/2016 A1)

現在は16.7等(11月3日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って16等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   9 46.66  -11 55.9   5.737   5.940    97   17.0   4:59 (  0, 43)  
Dec. 10   9 44.32  -11 40.1   5.599   5.917   104   17.0   4:29 (  0, 43)

* リニア彗星 (P/2015 TP200)

現在は17.4等(11月25日、門田健一氏)。日本からは、冬に17等で非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   7 18.62   34  0.2   2.556   3.394   142   17.2   2:31 (  0, 89)  
Dec. 10   7 16.05   34 18.4   2.510   3.398   149   17.1   2:01 (  0, 89)

* ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3)

2019年に近日点を通過するが、2010年の発見以来、ほとんど増光していない。現在は17.3等(11月4日、D. Buczynski)。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   4 11.54   61 59.7   8.924   9.699   139   17.2  23:21 (180, 63)  
Dec. 10   4  6.48   62  4.8   8.910   9.679   139   17.2  22:48 (180, 63)

* アトラス彗星 (C/2015 X7)

現在は17.9等(11月2日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。昨年の冬に17等で観測された。この冬に再び17等で観測できる。日本からは条件が良いが、南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  11 10.06   17 11.7   3.737   3.852    89   17.2   5:21 (319, 68)  
Dec. 10  11 14.69   18 17.4   3.648   3.871    95   17.2   5:26 (335, 72)

* 小惑星ファエトン (3200)

9月に14.9等まで明るくなった(9月29日、Sandor Szabo)。日本からは、非常に条件良く観測できるが、今後は減光していく。南半球では超低空が続く。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  23 14.23   23 58.8   1.243   1.794   106   17.4  18:25 (  0, 79)  
Dec. 10  23 23.26   22 21.7   1.381   1.852   101   17.7  18:18 ( 13, 77)

* ソニア彗星 (C/2014 A4)

2014年の末から2016年の初めにかけて、15等まで明るくなった。現在はゆっくりと減光中。現在は17.1等(11月5日、杉山行浩氏)。日本からは、冬にはいったん低くなるが、ずっと条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  21 17.97   33 25.0   5.561   5.592    86   17.4  18:18 ( 94, 67)  
Dec. 10  21 17.91   32 48.2   5.690   5.629    81   17.5  18:18 ( 96, 61)

* ラッセル第４彗星 (94P)

冬から春にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  13 10.86   -2  6.7   2.676   2.244    54   17.4   5:21 (301, 34)  
Dec. 10  13 23.23   -3 17.6   2.615   2.250    57   17.4   5:26 (307, 36)

* パンスターズ彗星 (P/2016 S1)

現在は17.3等(11月9日、L. Elenin)。2016年秋から2017年夏まで、長期に渡って17等を保ち、南半球ではずっと条件良く観測できる。日本からは、今後は二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   3 16.24  -62 50.1   2.341   2.596    93   17.5  22:23 (  0, -8)  
Dec. 10   2 54.97  -64  0.0   2.389   2.573    89   17.5  21:35 (  0, -9)

* ミュラー第３彗星 (136P)

現在は17.0等(11月2日、津村光則氏)。近日点を通過した後に最大光度となる傾向がある。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   2  7.02   -0 31.6   2.345   3.137   136   17.6  21:16 (  0, 55)  
Dec. 10   2  5.67   -0 16.7   2.425   3.149   129   17.7  20:47 (  0, 55)

* シューメーカー-ホルト第１彗星 (128P)

現在は17.0等(11月10日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   3 12.71   15 25.4   2.124   3.063   158   17.6  22:22 (  0, 70)  
Dec. 10   3  9.35   15  5.6   2.163   3.061   150   17.7  21:51 (  0, 70)

* ニート-ロニオス彗星 (343P/2016 P3)

現在は17.1等(11月5日、杉山行浩氏)。1月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  23 15.31    1 35.1   1.959   2.331    99   17.6  18:26 (  0, 57)  
Dec. 10  23 23.37    2  3.3   2.028   2.319    94   17.7  18:18 (  6, 57)

* マクノート彗星 (338P/2016 N1)

現在は17.4等(11月5日、杉山行浩氏)。2008年に16.5等まで明るくなった新彗星周期の初回帰。今回帰は非常に条件が良く、秋に15.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されていた。だが実際には、当初の予報より2等ほど暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3  23 25.23    0 52.1   1.897   2.303   101   17.8  18:35 (  0, 56)  
Dec. 10  23 30.17    2 27.3   1.985   2.306    95   17.9  18:18 (  3, 58)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は17.5等(10月24日、D. Buczynski)。2017年の夏に16等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。南半球では3月まで、日本からは4月まで、17〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   2  6.29    0 58.0   2.009   2.816   137   17.9  21:15 (  0, 56)  
Dec. 10   2  3.15    1  5.8   2.042   2.780   130   17.8  20:45 (  0, 56)

* エケクルス彗星 (174P/(60558))

2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。8月28日に3回目のバーストを起こし、14.8等まで明るくなった(8月30日、Juan Jose Gonzalez)。既に17.4等まで暗くなった(11月2日、吉本勝己氏)。しばらく条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  3   1  1.03    3 56.9   5.840   6.450   124   17.9  20:11 (  0, 59)  
Dec. 10   1  0.78    3 55.7   5.952   6.464   117   18.0  19:43 (  0, 59)

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