今週の明るい彗星 (2020年6月13日：北半球版)

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 Updated on June 13, 2020
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ネオワイズ彗星 (C/2020 F3)

現在は6.8等と、かなり明るい(6月10日、Michael Mattiazzo)。7月3日に太陽に0.3天文単位まで近づき、2.5等まで明るくなると期待されている。現在は観測できない。日本からは7月中旬に3〜4等で、南半球では7月末に5〜6等で、夕空に現れる。その後は暗くなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   6  1.01    6 52.2   1.540   0.660    18    6.6  21:01 (120,-25)  
June 20   5 58.31   12 58.0   1.467   0.504    10    5.4  21:04 (131,-26)

* レモン彗星 (C/2019 U6)

現在は6.1等と、かなり明るい(6月11日、Marco Goiato)。6月に太陽に0.9天文単位まで近づいて、5.5等まで明るくなる。南半球では、これから長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、6月末まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   8 15.85  -15  6.5   0.920   0.920    56    5.6  21:01 ( 79,-11)  
June 20   9  4.51  -10 55.3   0.858   0.914    57    5.4  21:04 ( 80, -4)

* エンケ彗星 (2P)

6月に太陽に0.34天文単位まで接近して、7等まで明るくなる。南半球では、7月初めに7等で夕空に現れ、その後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。日本からは、8月半ばに12等になるまで、観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   5 40.05   26 41.0   1.481   0.476     4    8.9  21:01 (136,-13)  
June 20   6 35.56   24 51.7   1.336   0.372     9    7.9  21:04 (131,-11)

* パンスターズ彗星 (C/2017 T2)

現在は8.4等(5月27日、Charles S. Morris)。7月まで8〜9等の明るさを保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球でも、6月末から観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  11 42.61   55 58.0   1.686   1.699    73    8.3  21:01 (139, 55)  
June 20  12  3.73   50 25.2   1.718   1.730    73    8.4  21:04 (129, 55)

* スワン彗星 (C/2020 F8)

5月初めに、4.7等まで明るくなった(5月2日、Marco Goiato)。だが、その後は拡散・減光中。すでに7.3等まで暗くなった(5月21日、津村光則氏)。今後は8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   5 49.36   39 32.9   1.491   0.599    17    9.3  21:01 (143, -2)  
June 20   6  1.96   36  2.4   1.678   0.723    12   10.4  21:04 (144, -7)

* リニア彗星 (249P)

現在は15.9等(5月31日、Artyom Novichonok)。急激に増光して、6月には9.5等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、予報よりはるかに暗い。5月末になって、ようやく増光し始めた。6月は観測できない。7月からは暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   6 38.78   25 27.1   0.436   0.611    16   10.3  21:01 (127, -6)  
June 20   5 47.21   28 17.6   0.481   0.539     5    9.6   2:59 (220,-13)

* ジャクソン-ニェウイミン彗星 (58P)

SWANの画像から24年ぶりに検出された。現在は10.2等と、かなり明るい(5月31日、Marco Goiato)。8月まで10〜11等を保つ。南半球では、明け方の空で長期に渡って観測できる。日本からは、7月までは超低空でほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   2 40.01   10 16.9   1.977   1.392    41   10.1   2:58 (259,  3)  
June 20   3  2.96   11 12.7   1.973   1.406    42   10.2   2:59 (259,  4)

* ハウエル彗星 (88P)

現在は11.9等(6月11日、Chris Wyatt)。急激に増光中。夏から秋にかけて、8〜9等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、最盛期は低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  12 41.65   -2 52.3   1.146   1.756   108   11.7  21:01 ( 39, 44)  
June 20  12 45.76   -3 46.4   1.168   1.713   103   11.5  21:04 ( 46, 40)

* アトラス彗星 (C/2019 Y1)

3月から4月にかけて、8等まで明るくなった。3月15日に近日点を通過した後も、しばらく増光が続いたが、現在は減光中。既に12.0等まで暗くなった(6月7日、Paul Camilleri)。日本からはずっと観測できる。南半球でも、今後は夕空で観測できる。タイバー彗星(C/1996 Q1)、スワン彗星(C/2015 F3)と同じく、リラー彗星(C/1988 A1)の分裂核と思われる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  11 48.28   36 20.0   1.591   1.744    80   11.8  21:01 (103, 57)  
June 20  11 56.81   30 42.7   1.743   1.837    78   12.4  21:04 ( 96, 52)

* アトラス彗星 (C/2019 N1)

現在は14.6等(6月1日、Thomas Lehmann)。2020年12月から2021年1月にかけて、10.5等まで明るくなる。日本からは、次第に明るくなっていく様子を条件良く観測できるが、最盛期は観測できない。南半球では、しばらく観測できないが、最盛期からは条件良く観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  12  4.53   65 57.5   2.868   2.743    72   13.2  21:01 (156, 53)  
June 20  11 59.47   62 21.3   2.854   2.680    69   13.1  21:04 (148, 51)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

明け方の空に姿を現してきた。現在は14.9等(5月27日、Slooh.com Canary Islands Observatory)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   2 20.59   22 44.1   6.515   5.807    42   13.8   2:58 (251, 14)  
June 20   2 25.35   23 13.7   6.441   5.808    47   13.8   2:59 (254, 18)

* アトラス彗星 (C/2019 Y4)

1844年の大彗星（C/1844 Y1）の分裂核。3月末に7.0等まで明るくなった(3月30日、Charles S. Morris)。だが、核が分裂して、その後は減光している。現在は9.1等(5月17日、Sandor Szabo)。5月31日に、太陽に0.25天文単位まで接近した。日本からは、今後は観測できない。南半球では、6月下旬に明け方の空に現れるが、超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   4 36.16    6 17.9   1.271   0.482    20   13.8   2:58 (244,-22)  
June 20   5  4.58    4 35.4   1.460   0.649    22   15.4   2:59 (246,-23)

* アサシン彗星 (C/2018 N2)

現在は13.5等(5月17日、Thomas Lehmann)。6月まで13等を保つ。南半球では、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   2 26.35   75 35.3   4.195   3.741    57   14.0   2:58 (197, 34)  
June 20   2 48.66   77 52.0   4.206   3.778    58   14.0   2:59 (195, 34)

* ニート彗星 (246P)

現在は14.2等(5月24日、Paul Camilleri)。2020年から2021年にかけて、13〜14等を保つ。しばらく条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  12 32.70   13  4.7   2.830   3.163    99   14.2  21:01 ( 57, 56)  
June 20  12 35.21   12  2.5   2.906   3.149    94   14.2  21:04 ( 64, 50)

* アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1)

現在は15.1等(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年に13等まで明るくなる。2020年は、春から夏にかけて、15等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  13 59.85  -21 46.8   4.138   4.883   132   15.0  21:01 (  8, 33)  
June 20  13 56.51  -22  5.4   4.184   4.844   125   15.0  21:04 ( 17, 31)

* パンスターズ彗星 (C/2018 F4)

現在は13.9等と明るい(4月24日、Chris Wyatt)。夏まで15等を保つ。南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   3 10.19  -35 45.5   4.145   3.865    67   15.1   2:58 (296,-28)  
June 20   3 14.24  -35 20.3   4.123   3.894    70   15.1   2:59 (298,-23)

* マスター彗星 (C/2020 F5)

現在は15.3等(5月22日、R. Carstens)。2021年にかけて14〜15等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年6月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  15  2.57  -84 19.7   4.356   4.912   117   15.1  21:36 (  0,-29)  
June 20  14 44.88  -83 55.1   4.333   4.885   117   15.1  21:04 (  0,-29)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

現在は15.4等(6月1日、Thomas Lehmann)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って5〜6等で観測できると期待されている。日本からは、2022年の夏から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、2020年は夏に超低空にしか見えないが、最盛期は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  17 46.08   53 24.6   8.668   8.956   103   15.2   0:21 (180, 72)  
June 20  17 40.86   53 17.8   8.618   8.905   103   15.2  23:43 (180, 72)

* スミス彗星 (C/2019 K7)

現在は15.3等(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年にかけて、長期に渡って15〜16等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  20 25.71   12 25.5   3.835   4.475   123   15.4   2:58 (359, 67)  
June 20  20 17.89   13 50.0   3.766   4.475   128   15.4   2:25 (  0, 69)

* モーリー彗星 (115P)

現在は16.7等(6月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。6月から8月にかけて15〜16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  19 25.57   -1 20.9   1.190   2.096   143   15.7   2:00 (  0, 54)  
June 20  19 24.59   -0 59.3   1.149   2.085   148   15.6   1:32 (  0, 54)

* ソニア彗星 (C/2020 J1)

現在は16.0等(5月14日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2021年の春に、13.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年の春まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  22 21.91  -57 17.4   3.823   4.392   117   15.8   2:58 (344, -5)  
June 20  22 10.55  -59 10.7   3.711   4.352   123   15.7   2:59 (350, -5)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

現在は16.0等(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年の冬に、12等まで明るくなる。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2021年11月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   0 32.11   53  2.4   6.504   6.091    61   16.1   2:58 (227, 44)  
June 20   0 36.97   54  4.6   6.402   6.046    65   16.0   2:59 (226, 47)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

現在は16.5等(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って15等の明るさを保つ。日本からは、明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、しばらく低空が続く。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  18 36.03   34 11.1   5.718   6.291   120   16.3   1:11 (  0, 89)  
June 20  18 29.16   33 51.8   5.660   6.260   122   16.2   0:36 (  0, 89)

* レオナード彗星 (C/2020 H4)

現在は18.8等(5月24日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。急激に増光して、8月から9月にかけて、14.5等まで明るくなる。日本からは、9月上旬には超低空になるが、ずっと観測できる。南半球では、6月中旬までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  22 47.20   40 34.7   1.370   1.588    82   16.7   2:58 (248, 61)  
June 20  22 55.32   49 28.7   1.268   1.502    81   16.3   2:59 (228, 63)

* リニア彗星 (C/2017 B3)

2019年の秋に、13.8等まで明るくなった(9月3日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。現在は16.2等(5月29日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2020年は16等から17等へと減光してく様子を、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   0 37.79   -2  3.5   5.900   5.711    74   16.3   2:58 (288, 20)  
June 20   0 39.12   -1 31.3   5.831   5.751    80   16.3   2:59 (292, 26)

* ギブス彗星 (C/2018 A6)

2019年の春から秋にかけて、13.2等まで明るくなった(6月30日、Thomas Lehmann)。現在はゆっくりと減光中。既に16.0等まで暗くなった(4月25日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。南半球では、ずっと観測できる。日本からも観測できるようになるが、低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   0 11.56  -30 16.2   3.985   4.153    92   16.5   2:58 (313,  6)  
June 20   0 10.46  -30 12.9   3.920   4.191    98   16.5   2:59 (318, 10)

* パンスターズ彗星 (C/2017 U7)

現在は15.6等(5月22日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2020年は16等で観測できる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  19 26.88  -29 42.1   5.767   6.682   152   16.6   2:02 (  0, 25)  
June 20  19 19.33  -29 36.6   5.731   6.695   160   16.6   1:27 (  0, 25)

* プライン彗星 (C/2020 H2)

現在は14.1等(5月21日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光して、6月末には18等以下になる。日本からは条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   9  7.93   59 48.5   1.475   1.184    52   16.6  21:01 (143, 34)  
June 20   9 19.24   55 45.5   1.676   1.271    49   17.2  21:04 (139, 31)

* ホームズ彗星 (17P)

現在は18.9等(5月24日、ATLAS-HKO, Haleakala)。冬に13.5等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。南半球では、秋に14等になるまで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。日本からはずっと低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  18 45.87  -47  5.5   1.837   2.770   151   16.8   1:21 (  0,  8)  
June 20  18 38.43  -47  7.6   1.787   2.741   154   16.6   0:47 (  0,  8)

* パンスターズ彗星 (C/2017 Y2)

現在は16.8等(5月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年の春から2021年の夏にかけて、16.5〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  19  6.76   23 51.1   4.093   4.773   126   16.7   1:42 (  0, 79)  
June 20  18 56.49   23 26.3   4.034   4.760   130   16.7   1:04 (  0, 78)

* アトラス彗星 (C/2019 C1)

現在は16.9等(5月18日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2020年から2021年にかけて、16〜17等で観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  10 52.49  -15 54.2   6.528   6.586    88   16.8  21:01 ( 55, 18)  
June 20  10 55.76  -15 34.2   6.632   6.588    83   16.8  21:04 ( 60, 13)

* カタリナ彗星 (257P)

現在は17.1等(5月19日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。6月から10月にかけて、16.5等まで明るくなり、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  20 34.95   12 29.8   1.545   2.249   121   17.0   2:58 (353, 67)  
June 20  20 35.99   13 53.4   1.482   2.234   125   16.8   2:43 (  0, 69)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

現在は17.4等(5月9日、P. Camilleri, H. Williams, J. Oey)。2022年に13等まで明るくなると期待されている。2020年は、南半球で非常に条件良く観測できる。日本からは観測できない。秋から冬には観測できるようになるが、超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   6 52.00  -25 32.8   7.680   7.115    53   16.9  21:01 ( 80,-34)  
June 20   6 57.28  -25 25.6   7.668   7.075    51   16.9  21:04 ( 84,-39)

* レオナード彗星 (C/2020 K3)

現在は17.0等(5月23日、吉本勝己氏)。6月から7月にかけて、17等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  23 34.06   50 38.3   1.617   1.605    71   17.1   2:58 (231, 52)  
June 20  23  4.12   56 32.7   1.504   1.619    77   17.0   2:59 (216, 59)

* クリステンセン彗星 (210P)

4月に10.8等まで明るくなった(4月20日、Sandor Szabo)。現在は14.6等(5月28日、Charles S. Morris)。急激に減光して、6月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  10  2.55   22  8.0   1.426   1.326    63   17.1  21:01 ( 96, 31)  
June 20  10 30.05   19 27.1   1.545   1.421    63   17.8  21:04 ( 94, 29)

* アトラス彗星 (C/2017 M4)

2018年から2019年にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中。既に17.2等まで暗くなった(5月31日、P. Camilleri, H. Williams)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   9 15.44  -60 52.3   5.432   5.628    95   17.2  21:01 ( 32,-25)  
June 20   9 17.71  -59 50.1   5.530   5.674    92   17.3  21:04 ( 34,-28)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.7等(5月26日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2024年にかけて、長期に渡って16〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  15 44.31  -16 23.8   8.917   9.848   155   17.2  22:15 (  0, 39)  
June 20  15 40.35  -16  6.3   8.958   9.830   147   17.2  21:44 (  0, 39)

* バス彗星 (87P)

現在は17.0等(5月15日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は減光して、7月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  12 52.64   -3 13.3   1.525   2.115   111   17.3  21:01 ( 36, 45)  
June 20  12 59.56   -3 55.0   1.599   2.122   106   17.4  21:04 ( 42, 42)

* サイディング・スプリング彗星 (162P)

現在は18.7等(4月18日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏から冬にかけて、16等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、10月下旬まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  22  5.56  -56  9.8   1.545   2.235   120   17.5   2:58 (346, -4)  
June 20  22 14.34  -57 54.2   1.460   2.186   122   17.3   2:59 (349, -4)

* マクノート彗星 (278P)

現在は17.4等(5月23日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。予想を上回って明るくなっている。秋にかけて、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  12 44.25   -8 43.4   1.620   2.204   111   17.3  21:01 ( 35, 40)  
June 20  12 48.96   -9 25.6   1.676   2.187   106   17.3  21:04 ( 41, 36)

* シェパード-トルヒーヨ彗星 (C/2014 F3)

2021年に近日点を通過し、2020年から2022年にかけて、17〜18等で観測できると予報されている。だが、2015年を最後に、観測されていない。2017年5月には、20.5等以下で写らなかった(Werner Hasubick)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  20 40.26  -21 53.3   5.242   6.007   135   17.4   2:58 (355, 33)  
June 20  20 39.01  -21 56.6   5.158   5.994   142   17.3   2:46 (  0, 33)

* パロマー彗星 (P/2019 LM4)

現在は17.6等(5月24日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光して、7月には18等以下になる。Charles S. Morris氏によれば、5月26日に18.4等と、急激に減光している。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  15  4.44    1  5.4   2.872   3.688   137   17.4  21:36 (  0, 56)  
June 20  15  0.99    0  9.9   2.971   3.725   131   17.5  21:05 (  0, 55)

* アトラス彗星 (C/2019 T3)

現在は17.3等(4月23日、D. Buczynski)。2020年から2021年にかけて、16.5〜17等で観測できる。南半球では、2021年の夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13   2  4.07   68 51.8   6.758   6.226    54   17.4   2:58 (206, 34)  
June 20   2  5.02   69 24.1   6.707   6.212    56   17.4   2:59 (205, 36)

* ニェウイミン第１彗星 (28P)

現在は16.8等(5月20日、R. Carstens)。2021年の初めに、15.5等まで明るくなる。2020年は、南半球では11月まで、日本からは7月まで、17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  14  3.41  -31  2.6   2.496   3.290   134   17.5  21:01 (  6, 24)  
June 20  14  0.36  -30 30.6   2.511   3.236   127   17.6  21:04 ( 14, 23)

* カタリナ-アトラス彗星 (C/2020 K8)

現在は17.5等(6月10日、R. Ligustri)。小型の彗星だが、9月に太陽に0.47天文単位まで接近して、11等まで明るくなると期待されている。8月下旬に11等になるまで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  23 24.32   19 36.7   1.745   1.905    82   18.0   2:58 (279, 48)  
June 20  23 39.52   21 21.3   1.573   1.797    85   17.5   2:59 (279, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K5)

現在は19.9等(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2019年から2021年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。だが、最近はこの予報よりはるかに暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  19  3.23  -19 22.9   6.750   7.695   157   17.6   1:38 (  0, 36)  
June 20  18 59.72  -19 58.3   6.714   7.698   164   17.6   1:07 (  0, 35)

* ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3)

現在は17.6等(5月28日、安部裕史氏)。今後はゆっくりと減光していく。日本からは条件良く観測できる。南半球では、2021年の春に超低空でしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  12 37.07   50 20.9   8.960   8.892    82   17.6  21:01 (135, 65)  
June 20  12 37.12   49 29.7   9.045   8.904    78   17.6  21:04 (130, 60)

* フルス彗星 (P/2019 Y2)

春に15.9等まで明るくなった(3月17日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。現在は減光中。既に17.1等まで暗くなった(5月23日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。6月末には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  13  8.18   -2 33.0   1.718   2.329   114   17.6  21:01 ( 31, 48)  
June 20  13 12.92   -3 26.2   1.810   2.349   109   17.8  21:04 ( 38, 44)

* ムルコス彗星 (124P)

2〜3月に15.9等まで明るくなった(2月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。既に17.7等まで暗くなった(5月15日、A. Diepvens)。6月末には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  10 49.69  -12 19.0   1.431   1.707    86   17.7  21:01 ( 58, 20)  
June 20  11  0.73  -14 50.6   1.506   1.725    83   17.9  21:04 ( 59, 15)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は17.8等(5月24日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年に13等まで明るくなる。2020年は、春に17.5等で条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  10 23.80   18 32.7   4.601   4.342    68   17.8  21:01 ( 90, 34)  
June 20  10 28.21   17 55.4   4.684   4.328    63   17.8  21:04 ( 93, 28)

* 小惑星A/2019 O3 (A/2019 O3)

現在は17.1等(5月18日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2020年の夏に、17〜18等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  19 47.05   29 35.2   8.444   8.955   117   17.9   2:22 (  0, 85)  
June 20  19 43.52   30 11.7   8.391   8.948   120   17.8   1:50 (  0, 85)

* ギャラッド彗星 (186P)

現在は18.6等(5月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2018年から2020年にかけて、長期に渡って18〜19等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 13  21  5.61  -34 27.8   3.803   4.536   131   18.0   2:58 (351, 20)  
June 20  21  3.04  -34 34.1   3.737   4.541   137   17.9   2:59 (357, 20)

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