今週の明るい彗星 (2025年12月13日：南半球版)

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 Updated on December 20, 2025
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ショーマス彗星 (24P)

現在は10.7等(12月18日、宮崎修氏)。8等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  11 18.10   17 51.8   0.628   1.234    97    9.1   2:53 (226, 22)  
Dec. 20  11 52.93   16 43.1   0.609   1.211    96    8.7   2:55 (228, 22)

* レモン彗星 (C/2025 A6)

10月下旬に3.7等まで明るくなった(10月26日、Juan Jose Gonzalez)。急激に減光中。現在は観測できない。南半球ではまもなく姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  17 12.48  -32 38.2   1.884   0.928     9    9.4   2:53 (322,-10)  
Dec. 20  17 12.33  -35 13.9   1.967   1.044    14   10.3   2:55 (319, -4)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

1月に5等まで明るくなると期待されていたが、当初の予想より増光が鈍い。最大で8等止まりと思われる。現在は9.6等(12月10日、Mike Olason)。7.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。現在は観測できない。南半球では1月に、日本では2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  18  7.20  -13 56.7   1.928   1.005    14   10.4  20:54 ( 58,-17)  
Dec. 20  18 25.75  -18 13.8   1.849   0.894     9   10.0  20:59 ( 52,-17)

* アトラス彗星 (C/2025 T1)

現在は9.8等(12月18日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  19 55.22   11 25.6   1.433   1.122    51   10.3  20:54 ( 95,-12)  
Dec. 20  20 13.48    5 56.4   1.595   1.145    45   10.7  20:59 ( 89,-12)

* クリステンセン彗星 (210P)

11月末に9.5等まで明るくなった(11月28日、Michael Jager, Gerald Rhemann, E. Prosperi)。現在は11.6等(12月18日、宮崎修氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  14 32.95   -8 54.5   0.852   0.676    42   10.9   2:53 (279,  2)  
Dec. 20  14 45.22   -8 32.2   0.950   0.770    46   11.9   2:55 (277,  6)

* 恒星間天体アトラス (3I)

オウムアムア、ボリソフに続く、史上3個目の恒星間天体。離心率が6と極端に大きい。10月末に太陽に1.38天文単位まで接近した。11月に8.9等まで明るくなった(11月12日、高橋俊幸氏)。現在は11.2等(12月18日、宮崎修氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  11 14.31    4 40.1   1.813   2.111    93   11.2   2:53 (236, 33)  
Dec. 20  10 42.57    7 23.8   1.798   2.309   108   11.8   2:55 (219, 40)

* ニート彗星 (240P)

現在は12.1等(12月16日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。B核が急激に増光中。現在は14.3等と明るい(12月7日、Andrew Pearce)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   3 27.49   11 11.6   1.209   2.122   150   12.2  21:58 (180, 44)  
Dec. 20   3 22.83   13  1.2   1.249   2.122   143   12.2  21:26 (180, 42)

* ハウエル彗星 (88P)

今後は急激に増光する。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  15 53.71  -19 52.3   2.587   1.699    20   12.8   2:53 (300, -6)  
Dec. 20  16 14.63  -21  0.9   2.524   1.658    22   12.5   2:55 (299, -4)

* スワン彗星 (C/2025 R2)

10月に5.2等まで明るくなった(10月11日、Virgilio Gonano)。現在は12.9等(12月18日、遊佐徹氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   0 30.11    9 44.3   1.265   1.847   109   12.7  20:54 (144, 38)  
Dec. 20   0 41.76   10 35.2   1.441   1.952   105   13.3  20:59 (139, 34)

* アトラス彗星 (C/2025 K1)

11月に9.3等まで明るくなった(11月2日、Virgilio Gonano)。現在は12.6等(12月11日、宮崎修氏)。急激に減光中。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、2月には観測できなくなる。核が3個に分裂している。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   1 16.92   52 20.3   0.723   1.525   125   12.8  20:54 (170,  2)  
Dec. 20   1  2.34   44 57.9   0.929   1.645   118   13.7  20:59 (160,  6)

* リニア彗星 (235P)

予想以上に明るくなっている。現在は13.5等(11月29日、門田健一氏)。しばらく13等を保つ。日本ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  13 52.60  -13 17.3   2.463   1.980    50   13.3   2:53 (277, 13)  
Dec. 20  14  8.48  -14 18.4   2.405   1.978    53   13.3   2:55 (276, 16)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は13.0等(12月16日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   3 13.64   25 12.5   3.112   4.003   151   13.5  21:45 (180, 30)  
Dec. 20   3 12.36   24 58.2   3.184   4.021   143   13.6  21:16 (180, 30)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

12月5日にバーストを起こした。現在は12.6等(12月18日、宮崎修氏)。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  11 31.94   -2 35.4   6.291   6.304    86   14.0   2:53 (245, 35)  
Dec. 20  11 33.25   -2 54.0   6.177   6.305    92   14.0   2:55 (240, 40)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.4等(11月29日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   9 27.01   22 28.0   4.913   5.518   123   14.4   2:53 (198, 30)  
Dec. 20   9 27.03   23  7.9   4.832   5.525   130   14.3   2:55 (191, 31)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.4等(10月11日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  16 35.22   -0 37.1   6.955   6.077    25   14.8   2:53 (292,-27)  
Dec. 20  16 40.78   -0 21.6   6.951   6.107    28   14.8   2:55 (287,-22)

* アトラス彗星 (C/2025 L1)

2026年の春に13.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  15 25.89  -42 23.4   2.502   1.728    30   14.9   2:53 (314, 12)  
Dec. 20  15 33.51  -40 39.0   2.440   1.709    33   14.8   2:55 (310, 15)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は14.9等(11月17日、Alfons Diepvens)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、1月には一時的に観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  19  1.34   -6 13.5   5.708   4.877    29   14.9  20:54 ( 73,-13)  
Dec. 20  19  6.19   -5 33.8   5.712   4.842    25   14.8  20:59 ( 69,-19)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は14.5等(12月15日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。2026〜2027年の冬に11等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   2 41.41  -43 40.5   5.441   5.757   103   14.9  21:12 (  0, 81)  
Dec. 20   2 38.88  -42 47.5   5.457   5.716   100   14.8  20:59 ( 23, 82)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は14.3等(11月22日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   5 12.87  -74 57.5  14.564  14.458    81   14.9  23:41 (  0, 50)  
Dec. 20   5  7.71  -74 57.8  14.551  14.436    81   14.9  23:08 (  0, 50)

* ゲーレルス第２彗星 (78P)

2026年の夏に12等まで明るくなる。現在は16.3等(12月14日、Catalina Sky Survey)。次第に明るくなっていく。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  21  6.51  -11 56.2   2.956   2.520    54   15.2  20:54 ( 86, 16)  
Dec. 20  21 17.56  -11 19.2   2.998   2.489    50   15.1  20:59 ( 84, 11)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は15.3等(12月4日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、1月には一時的に観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  19 15.81   -0 29.5   4.487   3.736    36   15.3  20:54 ( 80,-13)  
Dec. 20  19 17.54   -1  4.1   4.531   3.718    30   15.3  20:59 ( 74,-19)

* パンスターズ彗星 (C/2024 R4)

急激に増光中。2027年から2028年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(11月17日、Alfons Diepvens)。しばらく16等を保つ。日本では、次第に低くなる。だが、2月からは再び高くなっていく。南半球では、4月には一時的に観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  21 29.36   20 58.0   7.111   6.921    74   16.0  20:54 (117,  1)  
Dec. 20  21 30.47   20 57.5   7.166   6.882    69   15.9  20:59 (112, -5)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は15.8等(12月10日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  22 27.06   35  1.4   5.231   5.373    92   15.9  20:54 (135,  1)  
Dec. 20  22 27.67   33 46.8   5.375   5.415    87   16.0  20:59 (130, -3)

* アトラス彗星 (C/2025 Q3)

現在は15.6等(12月10日、野原秀憲氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   2 23.97    3 59.4   1.496   2.287   133   16.0  20:54 (180, 51)  
Dec. 20   2 15.58   -0 21.5   1.570   2.257   122   16.1  20:59 (162, 54)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.2等(12月15日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   8 57.82  -11 59.4   6.112   6.606   116   16.1   2:53 (203, 65)  
Dec. 20   8 56.72  -11 49.3   6.030   6.612   122   16.1   2:55 (185, 67)

* ヴァイサラ第１彗星 (40P)

現在は15.4等(12月4日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  14 32.77   -6 24.7   2.435   1.851    43   16.4   2:53 (277,  1)  
Dec. 20  14 50.13   -7 25.3   2.404   1.864    46   16.5   2:55 (276,  4)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は15.9等(12月13日、Alfons Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  22 35.00   49 45.8   4.387   4.669   100   16.4  20:54 (147, -9)  
Dec. 20  22 40.94   49 12.9   4.504   4.724    96   16.5  20:59 (143,-11)

* ラーソン彗星 (261P)

現在は16.2等(12月14日、Catalina Sky Survey)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。南半球では2月には、日本では4月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  21 46.24   -8 18.2   2.222   2.017    65   16.4  20:54 ( 95, 22)  
Dec. 20  22  0.25   -7  4.0   2.284   2.015    61   16.5  20:59 ( 94, 17)

* ロニオス彗星 (493P/2024 Q2)

現在は16.2等(12月17日、杉山行浩氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   4 43.84   53 47.4   2.954   3.828   148   16.5  23:15 (180,  1)  
Dec. 20   4 37.78   53 37.8   2.965   3.826   146   16.5  22:41 (180,  1)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.2等(12月18日、D. Buczynski)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   8 43.82   49 55.6   3.459   4.186   132   16.5   2:53 (184,  5)  
Dec. 20   8 36.62   52 14.6   3.432   4.209   137   16.5   2:44 (180,  3)

* シューメーカー-レヴィ第５彗星 (145P)

現在は16.5等(12月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  23  5.64   -8 42.0   1.796   1.945    83   16.5  20:54 (109, 38)  
Dec. 20  23 16.47   -6 46.7   1.852   1.931    79   16.5  20:59 (106, 32)

* ボリソフ彗星 (C/2025 J1)

現在は16.2等(12月17日、杉山行浩氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  10  8.62   78 10.3   3.397   3.933   116   16.6   2:53 (186,-24)  
Dec. 20   9 27.47   79 13.0   3.329   3.908   119   16.5   2:55 (182,-24)

* クリステンセン彗星 (164P)

現在は16.8等(12月4日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  11 16.15   20 40.7   2.109   2.461    98   16.6   2:53 (224, 20)  
Dec. 20  11 21.03   21 15.6   2.061   2.501   104   16.6   2:55 (219, 23)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は16.6等(12月13日、Alfons Diepvens)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  17 25.63   62 59.0   4.483   4.524    86   16.7  20:54 (149,-50)  
Dec. 20  17 47.76   62 46.9   4.500   4.542    86   16.7   2:55 (211,-51)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(12月15日、Alfons Diepvens)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  11  2.12   -4 49.4   2.385   2.616    92   16.7   2:53 (241, 42)  
Dec. 20  11  6.99   -5 48.4   2.314   2.633    97   16.7   2:55 (236, 47)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は16.4等(11月27日、Andrew Pearce)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。今後は次第に低くなり、南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  23  2.49   -3 54.1   2.740   2.820    84   16.7  20:54 (112, 34)  
Dec. 20  23  9.19   -2 52.4   2.838   2.824    79   16.8  20:59 (108, 29)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.7等(12月17日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  10 55.30  -24 44.8   5.686   5.698    85   16.8   2:53 (264, 55)  
Dec. 20  10 51.72  -24 50.8   5.589   5.720    92   16.8   2:55 (258, 62)

* ヒル彗星 (195P)

現在は16.9等(11月22日、嶋邦博氏)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   9 57.75  -28 52.3   4.278   4.479    95   16.9   2:53 (261, 68)  
Dec. 20   9 58.14  -29 55.5   4.202   4.484   100   16.8   2:55 (256, 74)

* レモン彗星 (C/2023 X2)

現在は17.0等(11月29日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  16 15.33   85 34.0   4.686   5.090   108   16.8   2:53 (185,-37)  
Dec. 20  17 19.40   84 60.0   4.691   5.089   108   16.8   2:55 (185,-38)

* パンスターズ彗星 (C/2025 R3)

4月に7等まで明るくなると期待されている。現在は17.3等(12月10日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。今後は急激に増光する。南半球ではまもなく、日本では2月には観測できなくなる。だが、日本では3月には、南半球では4月には再び観測できるようになる。最盛期には、日本からは近日点通過の前に、南半球では近日点通過の後に、低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  22 22.83   24 13.6   2.229   2.394    87   17.0  20:54 (127,  8)  
Dec. 20  22 18.21   22 42.2   2.259   2.295    79   16.9  20:59 (120,  2)

* パンスターズ彗星 (C/2023 RS61)

ふだんは20等ほどだが、バーストを起こして明るくなっている。現在は17.2等(11月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   2 46.90   37 34.9   7.985   8.803   144   17.0  21:18 (180, 17)  
Dec. 20   2 45.11   37 20.2   8.038   8.793   137   17.0  20:59 (178, 18)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

急激に増光して、予想以上に明るくなっている。現在は16.5等(12月18日、A. Sankovich)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   0 21.70   -4 45.8   3.171   3.512   102   17.1  20:54 (130, 49)  
Dec. 20   0 24.70   -4 14.8   3.282   3.523    95   17.2  20:59 (123, 43)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.6等(10月19日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、4月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   0  6.45  -52 57.9  11.231  11.074    78   17.2  20:54 ( 43, 60)  
Dec. 20   0  5.41  -52 15.3  11.322  11.087    73   17.2  20:59 ( 47, 55)

* ロヴァシュ第１彗星 (93P)

現在は18.1等(12月8日、Catalina Sky Survey)。ゆっくりと明るくなっていく。南半球では1月には、日本では3月には観測できなくなる。春に15.5等まで明るくなるが、近日点の頃は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  21 43.21  -12  2.7   2.455   2.194    63   17.4  20:54 ( 92, 23)  
Dec. 20  21 53.87  -10 42.5   2.488   2.153    58   17.3  20:59 ( 90, 18)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.5等(12月14日、ATLAS Chile)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   3 12.28    3 30.7   2.021   2.872   143   17.3  21:43 (180, 51)  
Dec. 20   3  9.28    4  1.8   2.109   2.902   136   17.5  21:13 (180, 51)

* ウェスト-ハートレー彗星 (123P)

2026年の秋から冬にかけて、15等まで明るくなる。現在は17.6等(12月14日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   3 35.68   27 10.2   2.044   2.971   156   17.4  22:06 (180, 28)  
Dec. 20   3 29.86   27 13.0   2.060   2.941   147   17.3  21:33 (180, 28)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.9等(12月15日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   9 10.60   -0 56.9   3.345   3.919   119   17.4   2:53 (203, 54)  
Dec. 20   9  4.63    0 24.2   3.260   3.940   127   17.3   2:55 (187, 55)

* 小惑星2010 NK83 (306173)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.1等(10月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   8  7.80   20 54.8   1.679   2.523   141   17.5   2:42 (180, 34)  
Dec. 20   8  6.44   21 39.6   1.642   2.536   148   17.4   2:13 (180, 33)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は17.0等(12月1日、Alfons Diepvens)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   5 56.92   30 31.0   9.194  10.162   168   17.5   0:32 (180, 24)  
Dec. 20   5 53.41   30 39.1   9.234  10.210   172   17.5   0:01 (180, 24)

* リニア彗星 (217P)

初夏に12.1等まで明るくなった(6月10日、Taras Prystavski)。現在は16.4等(12月11日、野原秀憲氏)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   9 16.78   13 38.9   1.883   2.561   123   17.6   2:53 (198, 40)  
Dec. 20   9 13.73   14 17.3   1.859   2.616   131   17.7   2:55 (188, 40)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は17.2等(11月26日、Andrew Pearce)。しばらく18等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   5  2.80  -47 53.0   8.363   8.731   108   17.6  23:32 (  0, 77)  
Dec. 20   4 56.47  -47 42.4   8.424   8.775   107   17.7  22:59 (  0, 77)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.8等(11月14日、W. Hasubick)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  12 12.47  -11 17.1   5.710   5.516    73   17.7   2:53 (261, 32)  
Dec. 20  12 12.57  -10 50.9   5.599   5.528    80   17.7   2:55 (256, 38)

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は17.7等(11月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   7  1.13    5  0.8   3.344   4.223   149   17.7   1:36 (180, 50)  
Dec. 20   6 57.42    4 49.6   3.319   4.234   155   17.7   1:04 (180, 50)

* 紫金山第２彗星 (60P)

今回帰は条件が悪く、夏に16等まで明るくなったはずだが、観測できなかった。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  14  2.97  -15 23.8   2.679   2.132    46   17.7   2:53 (281, 12)  
Dec. 20  14 15.57  -16 31.2   2.653   2.170    50   17.9   2:55 (279, 16)

* アトラス彗星 (C/2025 R1)

現在は17.4等(11月30日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  18 57.72   32 23.6   2.286   1.990    60   17.8  20:54 (108,-34)  
Dec. 20  19  1.81   30  3.3   2.376   2.002    56   17.9  20:59 (103,-39)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   6 19.55  -20 33.6   7.879   8.592   133   17.8   0:54 (180, 76)  
Dec. 20   6 15.82  -20 21.8   7.906   8.639   135   17.8   0:23 (180, 75)

* 小惑星2013 LU28 (468861)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。2024年から2025年にかけて、17等まで明るくなった。現在は17.8等(10月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13   6 31.99   22 36.4   8.314   9.262   163   17.9   1:07 (180, 32)  
Dec. 20   6 27.43   22 21.3   8.301   9.275   171   17.9   0:35 (180, 33)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

近日点を通過した後も増光が続いている。現在は17.6等(12月12日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  23 15.54  -60 34.4   6.204   5.930    69   17.9  20:54 ( 35, 51)  
Dec. 20  23 12.98  -59 18.6   6.304   5.958    65   18.0  20:59 ( 38, 47)

* デニング彗星 (489P)

113年間行方不明だった彗星。12月4日に近日点を通過した。2007年にはバーストを起こして、18等まで明るくなった。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 13  11 48.22    6  6.4   1.286   1.564    86   22.1   2:53 (241, 26)  
Dec. 20  12  4.25    4 20.8   1.247   1.571    88   22.0   2:55 (240, 30)

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