MISAO Project

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1998年 4月25日

    PIXYシステムのリリース    

今日は、MISAOプロジェクトの吉田誠一です。

画像から星像を検出し、GSCやUSNO-A1.0等のカタログとマッチングを行って、 画像の中心の正確な赤経赤緯、正確な画角、回転角、極限等級等を求めるとと もに、検出したすべての星像の位置、光度を測定し、更にカタログと比較して 新天体、カタログのエラー、変更星等の候補をリストアップする「PIXYシステ ム」のソースパッケージを公開しました。下記のページからダウンロードでき ます。

http://www.info.waseda.ac.jp/muraoka/members/seiichi/misao/index-j.html

このパッケージには、次の2つのソフトウェアが含まれています。

  • pixy
    画像から星像を検出し、星表とのマッチングを行って、画像にあるすべて の星像の位置と光度を測定します。更に、星表と対比することで、新天体 やカタログエラー、変光星等の候補をリストアップします。
  • catalog_viewer
    ティコ星表、USNO-A1.0、GSC 1.2等の星表を用いて星図を描きます。指定 した位置のDSS画像を表示し、その上に星表データをプロットすることも できます。

このパッケージのPIXYシステムは、Java言語とC言語で実装したもので、UNIX 用です。開発環境はLinuxですが、おそらく大体のUNIXシステム上で動作する でしょう。実行には、JDK(1.0以上)が必要です。また、データを世界各地の WWWサイトから取得するため、ネットワークに接続されている必要があります。

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吉田 誠一 / Seiichi Yoshida
早稲田大学大学院理工学研究科情報科学専攻修士2年 村岡研究室
seiichi@muraoka.info.waseda.ac.jp  GFB03015@niftyserve.or.jp
http://www.info.waseda.ac.jp/muraoka/members/seiichi/index-j.html

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