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Updated on September 23, 2009 |
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群馬県・北軽井沢での彗星観測です。
秋の大型連休は、朝から雲1つ無い、見事な秋晴れとなりました。そのまま一晩中、雲のない快晴に恵まれました。この秋一番の冷え込みで、明け方は気温が4度まで下がり、望遠鏡が凍り付きかけていました
明け方の空では、金星とレグルスが大接近していました。
この他に、明け方の低空に現れてきた29Pも狙いましたが、導入しているうちに薄明が進んで、空が明るくなってしまい、観測できませんでした。小林壽郎さんによれば、11.5等にバーストしているそうなので、惜しいことをしました。12.9等の恒星までは見えていましたが。
8.7等 視直径7.5分 DC 7 (40.0cm 反射 36倍)
たいへん明るいです! 中心はとても鋭く、集光が強いのですが、周りにかなり大きく、淡いコマが広がっています。10x70単眼鏡でも見えています。
13.6等より暗い 視直径0.7分 (40.0cm 反射 144倍)
見えなくなりました。
13.8等より暗い 視直径0.3分 (40.0cm 反射 144倍)
今が最盛期なので狙ってみましたが、見えませんでした。
14.2等より暗い 視直径0.5分 (40.0cm 反射 257倍)
長い尾が伸びている話題の彗星です。こちらも、今が最盛期なので狙ってみましたが、見えませんでした。
10.8等 視直径2.0分 DC 3〜4 (40.0cm 反射 75倍)
宵のうちは10等星と重なっていたので、後で観測しようと思っていたら、寝過ごして、低空になってしまいました。ですが、低空でも明るく、良く見えます。
ヘール・ボップ彗星が見えていた時以来、13年ぶりの再会です。
13.7等 視直径0.4分 DC 6 (40.0cm 反射 144倍)
来年前半に期待の彗星です。早くも見え始めました。やや集光した、小さい姿です。
8.9等 視直径3.1分 DC 4 (40.0cm 反射 75倍)
低空ですが、とても明るく、良く見えます。程良く集光していて、見やすいです。
この彗星は、今回が3回帰目の観測となります。3回帰を見られたのは、このハウエル彗星が初めてとなりました。
14.3等より暗い 視直径0.3分 (40.0cm 反射 257倍)
この冬に期待されている彗星です。そろそろ明るくなってくる頃ですが、まだ見えませんでした。
10.2等 視直径4.0分 DC 7 尾8分(位置角255度) (40.0cm 反射 36倍)
とても格好良い姿です。幅広いダストの尾が放物線状に伸びて、たいへん見事な、素晴らしい眺めです。
13.6等 視直径0.8分 DC 1〜2 (40.0cm 反射 144倍)
急激に減光した可能性もあると思っていましたが、意外にもまだ見えています。拡散した淡い光芒です。
ただ、佐藤英貴さんによれば、同じ夜にCCDでは3.4分角もの大きなコマが写ったそうなので、中心部しか捉えていないようです。暗いと思っていたのと、薄明まで時間が無かったことから、中倍率での観測は試みませんでしたが、もし試みていたら、大きな姿を捉えて、全光度はもっと明るくなったかもしれません。
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群馬県・北軽井沢での彗星観測です。
前日まで、1週間ずっと晴天でしたが、連休に入ったとたんに、天気が悪くなってしまいました。
はっきりした雲はなく、一応は快晴でしたが、ひどい春霞と半月のため、まったく星が見えません。C/2009 F6, 67P, C/2007 N3, C/2006 OF2 は、いずれも見えませんでした。かろうじて C/2008 T2 のみ、南天に去る前に観測できました。
夜半すぎには、曇ってしまいました。
8.9等 視直径2.2分 DC 3〜4 (40.0cm 反射 144倍)
他の彗星が見えないので、半ば諦めつつ望遠鏡を向けてみましたが、意外にはっきり見えたので驚きました。かなり明るいようです。大きく拡散しているようですが、中心ははっきりしています。