今週の明るい彗星 (2025年6月7日：南半球版)

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 Updated on June 7, 2025
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* リニア彗星 (217P)

SWANの画像で12〜13等で見えている(5月2日、Vladimir Bezugly)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   3 10.33    9 44.8   2.020   1.238    29   13.2   5:32 (250, 11)  
June 14   3 35.72   11 13.1   2.033   1.253    29   13.2   5:35 (248, 11)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、SOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(2024年10月9日、Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は13.3等(5月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  19 34.06   28 34.4   3.479   4.038   116   13.3   2:33 (180, 26)  
June 14  19 23.89   28 55.3   3.503   4.118   120   13.4   1:56 (180, 26)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

SWANの画像で11等まで明るくなった(1月27日、Vladimir Bezugly)。今後は急激に減光する。現在は観測できない。南半球では7月に、日本では9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   5  9.50    5 53.2   2.367   1.428    16   13.7  18:25 ( 92, -7)  
June 14   5 31.26    5 23.1   2.424   1.491    17   14.0  18:25 ( 91, -8)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づいて、マイナス2〜3等まで明るくなり、白昼にも捉えられた。1月19日に核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。次第に暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   2 49.66  -55 47.0   2.881   2.940    83   14.0   5:32 (316, 43)  
June 14   3  1.15  -57 43.1   2.922   3.037    86   14.2   5:35 (319, 45)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は13.0等(6月5日、宮崎修氏)。日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。だが、日本では10月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   9 46.14    9 54.6   6.568   6.281    69   14.1  18:25 (147, 39)  
June 14   9 49.20    9 37.9   6.670   6.282    63   14.1  18:25 (140, 36)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.8等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  15  9.60   -3 23.7   4.517   5.397   147   14.1  22:06 (180, 58)  
June 14  15  7.67   -2 46.8   4.598   5.417   140   14.2  21:36 (180, 58)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は14.9等(2月4日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   2  4.58   17  7.9   4.557   3.856    41   14.2   5:32 (233, 18)  
June 14   2 13.08   17 58.1   4.485   3.848    45   14.1   5:35 (228, 20)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は15.2等(5月10日、Taras Prystavski)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   1 51.52    1 16.2   2.641   2.144    50   14.6   5:32 (243, 31)  
June 14   2  4.71    2  8.8   2.603   2.163    53   14.6   5:35 (238, 34)

* スワン彗星 (C/2025 F2)

急激に増光して、4月8日に7.8等まで明るくなった(宮崎修氏)。核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。急激に減光中。8月には18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   5 36.43  -19 31.5   1.447   0.991    43   14.7  18:25 ( 75, 13)  
June 14   5 44.45  -23 58.3   1.533   1.128    47   15.2  18:25 ( 68, 11)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は14.9等(6月1日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   1 53.33   50 48.6   5.005   4.356    45   14.7   5:32 (209, -7)  
June 14   1 53.19   51 26.6   4.975   4.388    49   14.8   5:35 (205, -4)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.6等(5月10日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球では、まもなく観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   7  9.25   17 21.5   6.369   5.522    30   14.9  18:25 (119,  9)  
June 14   7 15.53   17 35.9   6.414   5.516    25   15.0  18:25 (116,  5)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

2026年1月に5等まで明るくなると期待されている。現在は15.7等(6月1日、門田健一氏)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  17 34.76   58 13.3   3.327   3.623    98   15.2   0:34 (180, -3)  
June 14  17 21.48   58 14.1   3.244   3.540    98   15.0  23:48 (180, -3)

* ガン彗星 (65P)

現在は15.2等(6月3日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  18 54.87  -29 57.2   1.983   2.926   153   15.1   1:55 (180, 85)  
June 14  18 50.74  -30 28.6   1.949   2.926   160   15.1   1:23 (180, 85)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

現在は14.5等(5月23日、Thomas Lehmann)。次第に暗くなっていく。9月には18等以下になる。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   7 25.87   24 40.9   2.308   1.564    33   15.1  18:25 (127,  8)  
June 14   7 49.09   24 42.1   2.364   1.595    31   15.4  18:25 (127,  7)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は14.7等(5月24日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   4 35.81  -65 30.2  15.062  15.067    88   15.2   5:32 (331, 31)  
June 14   4 41.30  -65 37.7  15.021  15.044    89   15.2   5:35 (330, 34)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

2026年の初夏に、13等まで明るくなると期待されている。現在は15.9等(5月14日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  22 24.21   23 59.3   4.428   4.517    88   15.3   5:23 (180, 31)  
June 14  22 19.07   24 29.4   4.276   4.480    95   15.2   4:50 (180, 30)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(4月7日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。現在は観測できない。8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   5 41.41   20 28.7   3.474   2.480     9   15.3  18:25 (109, -9)  
June 14   5 55.97   20 20.4   3.477   2.472     6   15.3  18:25 (107,-11)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は15.9等(6月2日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  19 34.54  -19 30.3   5.072   5.922   143   15.5   2:34 (180, 74)  
June 14  19 30.19  -18 59.9   4.969   5.881   151   15.4   2:02 (180, 74)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は15.5等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  23 31.47   38 13.1   3.425   3.226    70   15.5   5:32 (192, 15)  
June 14  23 35.52   40 28.0   3.407   3.275    73   15.5   5:35 (186, 14)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.6等(1月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   1 58.41    8 27.7   2.642   2.066    45   15.5   5:32 (238, 25)  
June 14   2  9.14    6 45.1   2.600   2.108    50   15.6   5:35 (236, 29)

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は15.3等(5月13日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  11 12.27   -6 54.0   3.288   3.533    95   15.8  18:25 (172, 62)  
June 14  11  8.10   -5 42.1   3.445   3.549    87   16.0  18:25 (157, 59)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は15.3等(5月4日、高橋俊幸氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、10月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  13  9.92  -25 27.7   3.037   3.747   127   15.8  20:07 (180, 81)  
June 14  13 12.59  -24 34.1   3.130   3.767   121   15.9  19:42 (180, 80)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

冬に14.4等まで明るくなった(2月4日、門田健一氏)。現在は16.1等(5月20日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   9 39.24    9 56.2   2.907   2.691    67   15.9  18:25 (145, 38)  
June 14   9 48.63    8 59.8   2.996   2.700    63   16.0  18:25 (140, 37)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は17.1等(5月7日、ATLAS Chile)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  23  8.36  -14 28.3   2.679   2.924    93   16.2   5:32 (203, 68)  
June 14  23 13.57  -13 53.3   2.579   2.914    98   16.1   5:35 (187, 69)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は16.1等(5月14日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  10 38.46   65  6.1   4.607   4.317    67   16.2  18:25 (175,-10)  
June 14  10 41.93   64 51.1   4.660   4.315    64   16.3  18:25 (172,-11)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.2等(5月8日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本ではまもなく、南半球では9月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  10 38.05  -29 36.7   5.062   5.275    96   16.2  18:25 (113, 78)  
June 14  10 36.49  -28 22.0   5.182   5.285    90   16.3  18:25 (106, 72)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.2等(5月13日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、7月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   7 20.48  -12  8.6   7.209   6.588    48   16.5  18:25 ( 96, 30)  
June 14   7 25.56  -11 41.1   7.261   6.584    45   16.5  18:25 ( 93, 25)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.0等(5月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   9  2.72   29 33.3   2.312   1.908    54   16.7  18:25 (148, 17)  
June 14   9 21.85   27 59.3   2.398   1.949    52   16.9  18:25 (145, 18)

* ハウエル彗星 (88P)

2026年の春に9等まで明るくなる。現在は17.7等(5月14日、門田健一氏)。次第に明るくなっていく。今後は次第に低くなり、日本では8月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  10 29.54   13 35.7   2.941   2.903    77   16.8  18:25 (161, 40)  
June 14  10 34.64   12 55.3   2.996   2.862    72   16.7  18:25 (154, 39)

* アトラス彗星 (C/2025 K1)

10月に7.5等まで明るくなると期待されている。現在は16.8等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に増光する。今後は次第に低くなり、日本では9月には、南半球では10月には観測できなくなる。だが、日本では6月には、南半球では8月には再び観測できるようになる。近日点の前後1ヶ月間は観測できないが、日本からは9月半ばまでと、10月下旬以降に、条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  22 25.73   17  1.3   2.199   2.439    91   17.3   5:24 (180, 38)  
June 14  22 23.56   18  5.5   1.983   2.336    97   16.9   4:55 (180, 37)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.4等(5月4日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   5 39.41  -36 18.4   7.991   7.531    59   16.9  18:25 ( 60, 22)  
June 14   5 42.09  -36 13.0   8.040   7.576    59   16.9  18:25 ( 58, 17)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   1 29.04  -53 27.4  10.726  10.751    88   17.0   5:32 (315, 54)  
June 14   1 30.15  -53 39.0  10.670  10.761    92   17.0   5:35 (317, 58)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.6等(5月15日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  22  7.98  -69 35.5   7.068   7.565   115   17.0   5:08 (  0, 56)  
June 14  22  1.12  -70 33.7   7.071   7.617   119   17.1   4:33 (  0, 55)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は18.0等(2月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。2026〜2027年の冬に13等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   2 39.71  -37 12.5   7.210   6.902    68   17.2   5:32 (291, 41)  
June 14   2 45.09  -37 15.1   7.109   6.859    71   17.1   5:35 (290, 46)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は18.6等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  21 53.07    3 22.5   2.908   3.303   104   17.2   4:52 (180, 52)  
June 14  21 54.56    3 49.2   2.833   3.320   109   17.1   4:26 (180, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2024年2月25日、Thomas Lehmann)。現在は17.6等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  23 40.76   40 57.2   6.004   5.700    67   17.2   5:32 (193, 12)  
June 14  23 42.39   41 36.3   5.988   5.763    72   17.2   5:35 (187, 13)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は17.7等(5月13日、Jean-Claude Merlin)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  11 50.65  -56 16.9   9.864  10.345   115   17.2  18:47 (  0, 69)  
June 14  11 51.23  -55 47.4   9.963  10.388   112   17.3  18:25 (  2, 69)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.3等(10月31日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   0 19.54   -2 19.0   3.472   3.314    72   17.3   5:32 (223, 49)  
June 14   0 25.98   -1 50.5   3.383   3.318    77   17.3   5:35 (214, 52)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.3等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  11  3.99  -24 51.6   5.075   5.348   100   17.3  18:25 (151, 79)  
June 14  11  4.10  -23 24.9   5.185   5.348    93   17.4  18:25 (132, 74)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

冬に13.8等まで明るくなった(12月30日、Thomas Lehmann)。現在は17.0等(5月14日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   9 38.43   36 10.9   3.617   3.246    60   17.4  18:25 (157, 15)  
June 14   9 47.45   34 24.1   3.734   3.289    56   17.6  18:25 (153, 15)

* アトラス彗星 (C/2024 G6)

現在は16.5等(6月1日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  16 30.07  -19 57.1   5.657   6.664   172   17.5  23:26 (180, 75)  
June 14  16 24.10  -19  9.8   5.668   6.652   164   17.5  22:52 (180, 74)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.3等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   7 54.12  -21 10.7   4.068   3.686    61   17.5  18:25 ( 92, 41)  
June 14   7 59.43  -19 29.8   4.147   3.682    56   17.5  18:25 ( 90, 36)

* パンスターズ彗星 (C/2024 G4)

現在は17.9等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  16 54.38   17 22.1   4.562   5.378   139   17.6  23:50 (180, 38)  
June 14  16 51.80   17 16.7   4.553   5.356   138   17.6  23:20 (180, 38)

* レモン彗星 (C/2023 V1)

現在は17.5等(4月28日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  17 33.66   63 42.3   4.940   5.100    93   17.6   0:33 (180, -9)  
June 14  17 14.05   63 27.5   4.938   5.097    93   17.6  23:39 (180, -8)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は17.4等(5月24日、Mike Olason)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  15 55.37  -48 33.4   4.275   5.187   151   17.8  22:51 (  0, 76)  
June 14  15 48.17  -47 39.5   4.357   5.249   148   17.9  22:17 (  0, 77)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。昨年の初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は17.3等(5月24日、Mike Olason)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  18 15.13  -27 52.1   3.321   4.299   162   17.8   1:15 (180, 83)  
June 14  18  8.28  -28 25.2   3.360   4.363   169   18.0   0:41 (180, 83)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.3等(3月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7   3 19.90  -49  7.8   5.462   5.295    75   17.8   5:32 (309, 37)  
June 14   3 22.11  -49 49.1   5.425   5.313    78   17.8   5:35 (309, 42)

* パンスターズ彗星 (C/2023 H1)

現在は16.7等(5月13日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  20 18.65  -19 12.1   3.948   4.707   133   17.9   3:18 (180, 74)  
June 14  20 17.10  -18 51.2   3.896   4.725   140   17.9   2:49 (180, 74)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.6等(4月26日、井狩康一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  19  2.43   15 37.6   4.796   5.519   131   17.9   2:02 (180, 39)  
June 14  18 54.85   15 17.6   4.778   5.555   136   17.9   1:27 (180, 40)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は17.5等(6月4日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  7  16 48.76    6 23.2   2.474   3.396   150   18.1  23:44 (180, 49)  
June 14  16 39.60    4 56.3   2.550   3.463   149   18.2  23:07 (180, 50)

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