English version Home Page Updated on November 7, 2002
マニュアル位置・光度測定
このページでは、いくつかの比較星をマニュアルで指定して、画像の中心座標や画角を求めたり、画像に写っている星の位置と光度を測定する方法を紹介します。 PIXYシステム2のページ例として、次のFITS画像を使用しますので、ここからダウンロードして下さい。
この画像は、PIXYシステム2のパッケージに付属の、サンプル画像です。 PIXYシステム2を使って、マニュアルで星の位置と光度を測定する手順は、次の通りです。
この手順を、詳細に紹介します。 PIXYシステム2を起動し、メインメニュー画面から、「Image Examination」を選びます。 すると、新しい仮想デスクトップウィンドウが開きます。 まず、検査する画像を開きます。 メニューの[Operations] - [Open Image]を選び、先程ダウンロードした画像を開いて下さい。 エクスプローラ等からファイルをドラッグし、デスクトップウィンドウにドロップすることもできます。 次に、メニューの[Operations] - [Detect Stars]を選び、しばし待ちます。 この間、PIXYシステム2は、開いた画像から、星像を検出しています。 処理が終わると、検出された星像をプロットした「Detected Stars」というウィンドウが開きます。 次に、「Detected Stars」ウィンドウで、比較星をクリックします。 ここでは、例として、左上の明るい星をクリックします。 すると、この星の名前、赤経赤緯、光度を入力する画面が開きますので、比較星のデータを入力します。 ここでは、次の図のように入力します。 OKボタンを押すと、4つのウィンドウが開きます。
また、「Detected Stars」ウィンドウでは、指定した比較星が緑色に、その他の星は赤色に変化します。 比較星が1つだけでは、正しい測定ができませんので、続けて、2つ目の比較星を指定します。 再び、「Detected Stars」ウィンドウで、比較星をクリックして、赤経赤緯と光度を入力して下さい。 PIXYシステム2は、比較星が2つあれば、位置と光度を測定できますが、精度を上げるために、3個以上の比較星を指定することを推奨します。 ここでは、例として、あと2つ、比較星を入力します。
すべての比較星を入力し終えたら、位置と光度を測定します。 まず、「Astrometry Table」ウィンドウで、比較星の残差を見て、残差の大きい比較星のチェックを外します。 比較星の選別が終了したら、Applyボタンを押します。 次に、「Photometry Table」ウィンドウで、比較星の残差を見て、残差の大きい比較星のチェックを外します。 比較星の選別が終了したら、Applyボタンを押します。 ここで、「Image Information」を見ると、画像の中心座標や画角などが分かります。 また、「Detected Stars」で星をクリックすると、測定された星の位置と光度が表示されます。 |