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同定
※ 都合により、一部強制的に改行しています。 この星は、PIXYシステムの検査によって、RM、即ち変光星の可能性のある星として出力されたものです。 同定の結果、 同定された変光星の名前は、「種類=名前」という書式で記述されています。 種類について、詳しくは同定データベースの天体の種類をご覧下さい。 PXFファイルの末尾には、写野内に存在するが検出されなかった既知変光星のデータが、NRとして記録されています。 該当する位置の(x,y)座標が記述されています。
※ 都合により、一部強制的に改行しています。 検出されなかった星のデータは、-identifyオプションの後に-noNRオプションを指定することで、出力しないようにできます。
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[Identification Check List] HT UMA RM-00004 0.3" 0.1" |
既知変光星名、PIXYシステムが付けた星のID、検出位置との離角、対応する星表のデータの位置との離角、の順に出力されています。 離角があまりにも大きい場合には、同定ミスの可能性があります。
近接した複数の星を分離できなかった場合は、1つの検出星像に対し、複数の星表のデータが対応する場合があります。 また、1つの星のデータが複数記載されている場合もあります。
RP-00002 O=GSC3452.1458 O=GSC3452.1498 N=NGC 3896 N=MCG+08-22-008 D| 11 48 56.60 +48 40 44.9 mag=13.15 x= 355.32 y= 246.40 C| GSC3452.1458 11 48 56.11 +48 40 53.3 13.52 C| GSC3452.1498 11 48 56.43 +48 40 28.3 13.17 R| NGC 3896 (galaxy) R.A.=11h48.9m Decl.=+48o41' size=1. 7' mag=14p R| MCG+08-22-008 NGC 3896 R.A.=11 48.88 Decl.=+48 40 13. 9 mag M| O-C(R.A., Decl.)=+4.8", -8.4" (+0.5, -0.9 pixels) |
※ 都合により、一部強制的に改行しています。
この時は、それぞれの星表のデータに対し、離角が出力されます。
MCG+08-22-008 RP-00002 45.0" 46.8" 36.5" |
この場合は、赤経11h48m56s.11、赤緯+48o40'53".3のデータからの離角が46.8秒角、赤経11h48m56s.43、赤緯+48o40'28".3のデータからの離角が36.5秒角です。
星表に掲載されていない星(ND)は、星表のデータに対する離角は出力されません。 また、星表に掲載されているが検出されなかった星(NC)は、検出位置に対する離角は出力されません。
MCG+08-22-007 ND-00001 56.4" STM0895 NC-00003 0.1" |
同定は、データベースに記録されている位置誤差を元に行っています。 場合によっては、複数の検出星像と同定されてしまうことがあります。 重複して同定された星は、末尾に名前と同定された検出星像の個数が出力されます。
[Double Identifications] NGC 3928 2 NGC 3893 2 MCG+08-22-019 2 MCG+08-22-007 2 |
これらの星のデータは、[Identification Check List] に複数出力されています。 例えば、NGC 3928 のデータは、以下の2つが出力されています。
NGC 3928 PS-00047 73.9" 75.2" NGC 3928 RM-00002 4.4" 3.8" |
離角から考えて、RM-00002が正しい同定で、PS-00047は同定ミスであると推測できます。
同定を行うPXFファイルをすべて記述したバッチファイルを利用して、複数のPXFファイルに対して一括して同定を行うことができます。 -identifyオプションの後に、-batchオプションを指定し、更にバッチファイル名を指定します。 例えば、バッチファイルを sample.bat とすると、次のように実行します。
java -Dmisao.home=C:\misao misao.pixy.Pixy -identify -batch sample.bat |
バッチファイルには、同定を行うPXFファイル名を1行に1ファイルずつ記述します。
sample01.pxf sample02.pxf sample03.pxf |
それぞれに対し、検証のためにチェックファイルを作成したい場合は、以下の ように、チェックファイル名も並べて記述します。
sample01.pxf sample01.icl sample02.pxf sample02.icl sample03.pxf sample03.icl |