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実験結果最後に、カシオペヤ座新星1995の写真(図 2)を用いて、この プロトタイプシステムの実験を行った例を示す。
この画像から検出された星像だけをピックアップすると、図 3のようになる。 138個の星像が検出された。 尚、フィルムについた傷や、新星の位置を示すために描き入れた三角形のマーク も恒星と認識されて検出されてしまっている。
星表としてはTychoカタログを利用した。
この場合、カシオペヤ座新星を撮影していることは明らかなので、概略の位置と
して新星の赤経赤緯を指定した。
また、経験上約1度の範囲が撮影されるため、
マッチングの結果、次のような写像関数が得られた。
kは拡大率、
この結果を得て、画像をクリックするとその場所の赤経赤緯を出力したり、逆に 指定した赤経赤緯が画像中のどこにあたるかを示すことができる。 この実験はうまく正しい結果が得られている。 しかし、実際にはいくつかの問題が残っており、WWWで公開するまでにはもうし ばらく時間がかかる。 そのうち、絶対に解決すべき大きな問題は次の2つである。 1つ目の問題点は、マッチングに非常に時間がかかることである。 この実験でも、PentiumPro 180MHz のPCで3時間ほど、概略の回転角を指定して 探索領域を小さくしても数十分かかった。 但し、これはJava言語でプログラムを組んだ影響が大きい。 それ以前に、C++言語で実験を行っていた時には、実画像ではなく人工的に作成 した画像を用いており、星の数も少なかったが、3分もかからずに結果が出てい た。
もう1つの大きな問題は、写像関数がうまく求まらないことがあるということだ。
この実験でも、正しい写像関数の他に、
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