今週の明るい彗星 (2025年4月12日：北半球版)

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 Updated on April 16, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* スワン彗星 (C/2025 F2)

SWANの画像で発見された明るい新彗星。急激に増光して、4月8日に7.8等まで明るくなった(宮崎修氏)。その後はやや減光している。現在は9.5等(4月11日、Virgilio Gonano)。4等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   0  0.24   29  6.4   1.298   0.626    28    7.5   4:04 (241, 10)  
Apr. 19   0 58.49   33 50.6   1.126   0.483    25    6.1   3:53 (232,  6)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

SWANの画像で11等で見えている(1月27日、Vladimir Bezugly)。今後は急激に減光する。現在は観測できない。南半球では7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   1 38.77    5 58.4   2.035   1.040     5   11.0  19:57 (110,-16)  
Apr. 19   2  8.19    6 22.2   2.059   1.069     6   11.3  20:05 (111,-17)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づいて、マイナス2〜3等まで明るくなり、白昼にも捉えられた。1月19日に核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。今後は急激に減光する。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   1 12.62  -44 41.1   2.536   2.096    53   12.2   4:04 (301,-42)  
Apr. 19   1 25.32  -45 38.7   2.592   2.210    56   12.5   3:53 (303,-41)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は12.4等(3月22日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  20 23.73   20 35.1   3.532   3.368    72   12.7   4:04 (278, 48)  
Apr. 19  20 21.18   21 50.1   3.519   3.455    78   12.8   3:53 (280, 53)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は11.5等(3月23日、高橋俊幸氏)。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   9 36.25   10 50.1   5.700   6.272   120   13.8  20:13 (  0, 66)  
Apr. 19   9 35.82   10 51.2   5.800   6.273   113   13.8  20:05 ( 12, 65)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.7等(4月4日、吉見政義氏)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  15 30.75  -10 26.6   4.371   5.248   148   13.9   2:11 (  0, 44)  
Apr. 19  15 28.52   -9 28.4   4.337   5.265   155   13.9   1:41 (  0, 45)

* リニア彗星 (217P)

初夏に13等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。現在は14.4等(4月1日、佐藤英貴氏)。しばらく14等を保つ。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  23 44.93   -5 51.3   2.142   1.343    28   14.1   4:04 (272, -7)  
Apr. 19   0  9.78   -3 52.0   2.102   1.310    28   13.9   3:53 (269, -8)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

現在は13.7等(3月30日、Taras Prystavski)。今後は急激に減光する。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   4 16.93   15 17.1   1.983   1.432    43   14.2  19:57 ( 95, 21)  
Apr. 19   4 39.50   17 18.8   2.011   1.435    42   14.2  20:05 ( 98, 19)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は14.2等(3月28日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   1 38.21   47 54.8   4.838   4.114    39   14.3  19:57 (142, 11)  
Apr. 19   1 40.89   48  0.1   4.900   4.142    36   14.4   3:53 (216,  9)

* ジョンソン彗星 (48P)

しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  23 54.99   -8  3.5   2.871   2.032    27   14.4   4:04 (272,-11)  
Apr. 19   0 10.48   -6 44.6   2.849   2.041    29   14.4   3:53 (271,-10)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は14.9等(2月4日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。現在は観測できない。5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   0 54.24    9 42.8   4.941   3.947     6   14.4   4:04 (249,-12)  
Apr. 19   1  3.04   10 41.0   4.914   3.933    10   14.4   3:53 (249,-10)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.9等(3月22日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。今後は次第に低くなり、6月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6 28.43   14 12.0   5.761   5.590    75   14.8  19:57 ( 73, 46)  
Apr. 19   6 32.29   14 43.1   5.855   5.580    69   14.8  20:05 ( 79, 40)

* 小惑星ファエトン (3200)

ふたご座流星群の母天体。現在は15.9等(1月12日、E. Prosperi, M. Jaeger)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。現在は観測できない。日本では5月に、南半球では6月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   0 31.78   12  4.3   1.464   0.533    12   14.9   4:04 (250, -6)  
Apr. 19   0 53.25   15 45.7   1.625   0.694    13   15.6   3:53 (247, -5)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.6等(1月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   0 15.29   18 19.4   2.755   1.835    18   15.0   4:04 (248,  1)  
Apr. 19   0 29.98   17 19.0   2.765   1.851    19   15.1   3:53 (249,  0)

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は15.1等(3月23日、Andrew Pearce)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。だが、4月には再び観測できるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  12 48.07  -23 16.1   2.474   3.446   163   15.0  23:23 (  0, 32)  
Apr. 19  12 29.60  -20 57.0   2.497   3.453   158   15.1  22:37 (  0, 34)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

現在は14.8等(3月23日、高橋俊幸氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   8 40.97   15 46.8   2.169   2.635   106   15.1  19:57 ( 27, 69)  
Apr. 19   8 45.81   15 13.0   2.259   2.640   100   15.2  20:05 ( 42, 65)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

昨年の夏に12.7等まで明るくなった(8月7日、Thomas Lehmann)。現在は14.9等(4月7日、吉見政義氏)。しばらく16等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  22 38.00   19 30.2   3.541   2.861    40   15.1   4:04 (260, 20)  
Apr. 19  22 46.23   21 51.2   3.532   2.903    44   15.2   3:53 (259, 23)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(4月4日、ATLAS South Africa)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   3 55.28  -65 58.3  15.399  15.252    79   15.3  19:57 ( 27,-28)  
Apr. 19   3 59.72  -65 46.9  15.359  15.228    80   15.3  20:05 ( 29,-31)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は14.3等(3月29日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6  0.98   35 57.4   1.741   1.664    68   15.4  19:57 (106, 50)  
Apr. 19   6 25.37   36  0.3   1.800   1.684    67   15.5  20:05 (107, 48)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は15.2等(3月23日、Andrew Pearce)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  13 13.32  -33 51.8   2.685   3.616   154   15.4  23:50 (  0, 21)  
Apr. 19  13 11.08  -32 57.5   2.685   3.629   156   15.4  23:20 (  0, 22)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.1等(3月27日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。5月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   3 51.12   18 54.2   3.298   2.579    37   15.5  19:57 (102, 17)  
Apr. 19   4  3.98   19 18.5   3.335   2.563    33   15.5  20:05 (105, 13)

* ガン彗星 (65P)

現在は16.5等(3月26日、Andrew Pearce)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  18 47.36  -26 27.7   2.578   2.944   101   15.7   4:04 (339, 25)  
Apr. 19  18 52.23  -26 46.0   2.483   2.940   107   15.7   3:53 (342, 26)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は15.6等(3月21日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  11  6.85   65  3.5   4.038   4.362   102   15.9  21:43 (180, 60)  
Apr. 19  10 57.81   65 30.0   4.112   4.354    97   15.9  21:07 (180, 60)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.1等(3月31日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  11 27.37  -42 12.3   4.428   5.216   138   15.9  22:03 (  0, 13)  
Apr. 19  11 17.04  -40 39.3   4.456   5.222   135   15.9  21:26 (  0, 14)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

2026年の初夏に、13等まで明るくなると期待されている。現在は16.8等(1月30日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  22 34.87   19 29.1   5.525   4.823    41   16.0   4:04 (260, 21)  
Apr. 19  22 35.65   19 59.8   5.414   4.783    46   16.0   3:53 (262, 24)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は16.3等(4月9日、ATLAS Chile)。ゆっくりと明るくなっていく。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  19 47.86  -23 22.1   6.221   6.256    87   16.1   4:04 (324, 22)  
Apr. 19  19 48.31  -22 53.6   6.062   6.214    94   16.0   3:53 (328, 25)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は15.8等(3月24日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。今後は次第に低くなり、6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6 32.24    5 38.7   4.014   3.914    77   16.2  19:57 ( 63, 42)  
Apr. 19   6 34.37    7 17.7   4.119   3.906    70   16.2  20:05 ( 71, 36)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

2026年1月に5等まで明るくなると期待されている。現在は16.6等(4月8日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、5月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  18 27.77   50 55.1   4.110   4.258    91   16.4   4:04 (211, 70)  
Apr. 19  18 26.71   52  8.3   4.003   4.181    93   16.2   3:53 (202, 71)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

冬に13.8等まで明るくなった(12月30日、Thomas Lehmann)。現在は16.4等(4月3日、D. Buczynski)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   8 25.69   52 12.1   2.705   2.932    92   16.3  19:57 (155, 71)  
Apr. 19   8 34.45   50  1.9   2.810   2.967    88   16.4  20:05 (142, 69)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.1等(3月22日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。日本では5月には、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6 47.94  -17 58.7   6.644   6.629    84   16.3  19:57 ( 41, 26)  
Apr. 19   6 50.90  -17  3.3   6.721   6.623    80   16.3  20:05 ( 48, 22)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.1等(3月23日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   5 23.21  -39 58.7   7.387   7.174    73   16.5  19:57 ( 41, -3)  
Apr. 19   5 24.24  -39 14.8   7.480   7.218    71   16.6  20:05 ( 46, -7)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。昨年の初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は15.7等(3月23日、高橋俊幸氏)。次第に暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  18 46.95  -22 50.7   3.449   3.774   101   16.5   4:04 (338, 29)  
Apr. 19  18 46.21  -23 25.5   3.406   3.841   108   16.7   3:53 (343, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は15.4等(3月27日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。5月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   5 26.34   24 13.0   8.853   8.403    60   16.7  19:57 ( 95, 39)  
Apr. 19   5 28.26   24 24.2   9.007   8.455    53   16.7  20:05 ( 99, 32)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.2等(4月5日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  22 14.89  -62 38.1   7.257   7.145    79   16.8   4:04 (331,-23)  
Apr. 19  22 17.26  -63 18.1   7.225   7.198    84   16.9   3:53 (333,-22)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2024年2月25日、Thomas Lehmann)。現在は16.7等(3月22日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  23  8.98   35 26.8   5.914   5.192    40   16.9   4:04 (241, 22)  
Apr. 19  23 14.49   36  6.4   5.952   5.256    42   16.9   3:53 (242, 25)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は18.8等(3月26日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  12  4.87  -59 50.6   9.368   9.999   126   16.9  22:41 (  0, -5)  
Apr. 19  12  1.42  -59 32.1   9.398  10.043   127   17.0  22:10 (  0, -5)

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

冬に15.2等まで明るくなった(12月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。現在は16.6等(3月14日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。6月には18等以下になる。次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6 35.56   12 37.2   3.967   3.868    77   17.0  19:57 ( 69, 47)  
Apr. 19   6 41.78   12 45.5   4.085   3.891    71   17.1  20:05 ( 75, 41)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は17.2等(4月7日、E. Cortes, B. Lutkenhoner)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  22  5.82  -20 37.8   3.466   3.026    56   17.1   4:04 (298,  3)  
Apr. 19  22 15.21  -19 46.3   3.375   3.012    60   17.0   3:53 (298,  5)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   1 10.85  -53 58.2  11.095  10.671    62   17.0   4:04 (314,-43)  
Apr. 19   1 13.68  -53 41.6  11.063  10.680    65   17.0   3:53 (314,-41)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は17.4等(3月25日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   5 38.48  -23 46.2   7.199   6.931    70   17.0  19:57 ( 50, 11)  
Apr. 19   5 40.84  -22 50.3   7.319   6.979    66   17.1  20:05 ( 56,  7)

* カタリナ彗星 (499P/2025 A5)

3月に地球に0.3天文単位まで接近した。現在は16.8等(3月27日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。5月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   9 39.44   75 51.3   0.428   1.087    89   17.0  20:28 (180, 49)  
Apr. 19  11 36.17   72  7.2   0.473   1.140    94   17.4  21:52 (180, 53)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は16.4等(4月2日、D. Buczynski)。次第に暗くなっていく。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  17 58.70   13 15.0   2.394   2.864   107   17.0   4:04 (338, 67)  
Apr. 19  17 52.94   12 53.3   2.367   2.930   114   17.1   3:53 (352, 68)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.0等(4月7日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  11 31.43  -39 12.9   4.555   5.368   140   17.1  22:08 (  0, 16)  
Apr. 19  11 24.93  -37 23.3   4.569   5.364   138   17.1  21:34 (  0, 18)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は17.9等(3月14日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  17  2.01  -51 40.4   4.120   4.673   117   17.1   3:43 (  0,  3)  
Apr. 19  16 55.31  -51 43.3   4.098   4.738   124   17.2   3:09 (  0,  3)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.3等(3月30日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、日本では5月には、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6 32.65   -5 59.1   4.554   4.472    78   17.2  19:57 ( 52, 33)  
Apr. 19   6 36.97   -5 44.8   4.639   4.468    74   17.2  20:05 ( 59, 28)

* ハウエル彗星 (88P)

2026年の春に9等まで明るくなる。現在は17.3等(3月22日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと明るくなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  10 22.13   15 56.5   2.485   3.215   129   17.3  20:59 (  0, 71)  
Apr. 19  10 19.36   15 59.9   2.531   3.178   121   17.3  20:29 (  0, 71)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.2等(3月31日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   7 25.59  -41 10.5   3.505   3.752    96   17.3  19:57 ( 22, 10)  
Apr. 19   7 26.83  -38  5.3   3.553   3.740    92   17.3  20:05 ( 29,  9)

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.5等(2月24日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   5 10.15   -1 45.9   2.282   1.946    57   17.4  19:57 ( 72, 21)  
Apr. 19   5 25.65   -0 45.1   2.299   1.919    55   17.4  20:05 ( 76, 18)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は17.4等(9月20日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  21 13.98   -2 14.3   3.514   3.180    62   17.4   4:04 (292, 25)  
Apr. 19  21 21.11   -1 25.9   3.445   3.195    67   17.4   3:53 (293, 27)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.3等(10月31日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  23 14.83   -7 53.0   4.056   3.292    35   17.6   4:04 (278, -3)  
Apr. 19  23 23.90   -7  4.1   3.999   3.294    40   17.5   3:53 (278,  0)

* アトラス彗星 (C/2024 G6)

現在は17.4等(4月1日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  17 13.12  -25 25.7   6.181   6.773   122   17.8   3:53 (  0, 30)  
Apr. 19  17  9.16  -24 52.3   6.064   6.758   130   17.7   3:22 (  0, 30)

* シャルネツキー彗星 (C/2024 N4)

現在は17.8等(3月27日、Alfons Diepvens)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   7 39.73   59 46.7   5.437   5.441    84   17.7  19:57 (154, 61)  
Apr. 19   7 44.43   58 31.2   5.527   5.447    80   17.8  20:05 (148, 58)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.3等(3月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   2 59.03  -48 20.3   5.577   5.164    60   17.7  19:57 ( 49,-29)  
Apr. 19   3  1.28  -48  0.2   5.585   5.179    61   17.7  20:05 ( 52,-34)

* レモン彗星 (C/2023 V1)

現在は17.8等(3月27日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  19 23.86   56 45.5   5.175   5.141    82   17.8   4:04 (213, 60)  
Apr. 19  19 16.89   58  5.6   5.130   5.134    84   17.8   3:53 (207, 62)

* スパール彗星 (242P)

現在は17.8等(3月17日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、5月には観測できなくなる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   4 38.06   -5 52.5   4.556   4.003    51   17.8  19:57 ( 74, 12)  
Apr. 19   4 45.47   -5 16.9   4.621   4.007    47   17.8  20:05 ( 78,  7)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は17.2等(3月29日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では超低空。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6  8.66  -24 10.7   4.851   4.732    77   17.8  19:57 ( 45, 15)  
Apr. 19   6  8.93  -22 57.2   4.989   4.784    72   17.9  20:05 ( 52, 11)

* ボリソフ彗星 (C/2024 V1)

現在は17.5等(3月29日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   8  6.38   28 14.9   1.995   2.320    95   17.9  19:57 ( 71, 73)  
Apr. 19   8 10.51   25  9.2   2.088   2.325    90   18.0  20:05 ( 73, 65)

* パンスターズ彗星 (C/2024 G4)

現在は18.8等(4月3日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  17  7.14   14 36.2   5.004   5.565   119   18.0   3:47 (  0, 70)  
Apr. 19  17  7.04   15 11.0   4.916   5.541   123   17.9   3:19 (  0, 70)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.8等(4月7日、W. Hasubick)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  19 42.19   15  3.8   5.275   5.245    82   17.9   4:04 (294, 53)  
Apr. 19  19 39.70   15 19.4   5.201   5.278    88   17.9   3:53 (299, 57)

* 小惑星2008 HE (431760)

3月9日に太陽に0.11天文単位まで接近した。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12   6 30.24    6 40.2   0.291   0.976    76   18.2  19:57 ( 62, 43)  
Apr. 19   8 14.83    6 50.1   0.392   1.112    95   18.4  20:05 ( 43, 54)

* シンガー・ブルースター彗星 (105P)

近日点通過後に、予想以上に暗くなっている。現在は20.0等(3月12日、Taras Prystavski)。しばらく20等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 12  19 50.28  -11 13.5   1.985   2.139    84   19.5   4:04 (316, 32)  
Apr. 19  19 59.98  -10 16.6   1.925   2.154    88   19.5   3:53 (317, 34)

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