今週の明るい彗星 (2025年5月3日：北半球版)

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 Updated on May 3, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* スワン彗星 (C/2025 F2)

SWANの画像で発見された明るい新彗星。急激に増光して、4月8日に7.8等まで明るくなった(宮崎修氏)。その後は近日点を前に減光している。現在は9.2等(4月24日、Virgilio Gonano)。急激に減光中。8月には18等以下になる。現在は観測できない。南半球ではまもなく姿を現す。日本では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   3 53.64   24 53.5   0.965   0.338    19   10.8  20:21 (119,  1)  
May  10   4 41.78   11  0.1   1.030   0.421    23   11.7  20:29 (107, -6)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

SWANの画像で11等で見えている(1月27日、Vladimir Bezugly)。今後は急激に減光する。現在は観測できない。南半球では7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   3  4.83    6 48.8   2.124   1.149    10   11.9  20:21 (114,-20)  
May  10   3 31.82    6 51.4   2.165   1.197    12   12.3  20:29 (116,-21)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は12.6等(4月26日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  20 12.94   24 15.0   3.489   3.626    89   12.9   3:33 (285, 63)  
May  10  20  7.19   25 22.0   3.476   3.710    95   13.0   3:24 (289, 68)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づいて、マイナス2〜3等まで明るくなり、白昼にも捉えられた。1月19日に核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。次第に暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   1 50.14  -47 54.6   2.687   2.429    64   13.0   3:33 (306,-40)  
May  10   2  2.30  -49 13.8   2.728   2.535    68   13.2   3:24 (308,-39)

* リニア彗星 (217P)

初夏に13等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。現在は14.0等(4月14日、B. Lutkenhoner)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   1  0.68    0 15.9   2.042   1.258    28   13.5   3:33 (263, -9)  
May  10   1 26.54    2 20.1   2.024   1.241    29   13.4   3:24 (261, -9)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は12.4等(4月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   9 36.49   10 46.4   6.015   6.275   100   13.9  20:21 ( 45, 58)  
May  10   9 37.55   10 40.6   6.126   6.276    93   13.9  20:29 ( 57, 53)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.5等(4月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  15 23.16   -7 32.0   4.314   5.300   166   13.9   0:41 (  0, 47)  
May  10  15 20.24   -6 35.8   4.325   5.319   168   13.9   0:11 (  0, 48)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は14.9等(2月4日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。日本では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   1 20.74   12 36.1   4.842   3.906    19   14.3   3:33 (250, -6)  
May  10   1 29.60   13 32.7   4.796   3.894    23   14.3   3:24 (251, -3)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

現在は14.5等(4月21日、安部裕史氏)。今後は急激に減光する。9月には18等以下になる。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   5 26.21   20 42.9   2.078   1.453    39   14.4  20:21 (105, 16)  
May  10   5 50.11   22  2.7   2.117   1.468    38   14.5  20:29 (107, 14)

* ジョンソン彗星 (48P)

ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   0 40.73   -4 11.6   2.799   2.064    35   14.4   3:33 (270, -7)  
May  10   0 55.46   -2 58.9   2.772   2.078    38   14.4   3:24 (269, -6)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は14.5等(4月30日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   1 45.97   48 26.9   4.989   4.200    34   14.5   3:33 (219, 13)  
May  10   1 48.21   48 47.5   5.016   4.230    35   14.6   3:24 (220, 15)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.8等(4月24日、Andrew Pearce)。しばらく15等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   6 41.26   15 39.1   6.031   5.561    57   14.9  20:21 ( 90, 28)  
May  10   6 46.29   16  3.9   6.112   5.552    52   14.9  20:29 ( 95, 22)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.6等(1月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   0 57.70   15 10.9   2.764   1.895    24   15.2   3:33 (252,  1)  
May  10   1 10.78   14  1.5   2.753   1.923    28   15.2   3:24 (253,  1)

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は14.9等(4月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  11 57.62  -16  9.2   2.628   3.470   140   15.2  21:11 (  0, 39)  
May  10  11 44.68  -13 53.1   2.730   3.480   131   15.3  20:31 (  0, 41)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.4等(4月30日、Andrew Pearce)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   4  9.30  -65 30.3  15.275  15.182    82   15.2  20:21 ( 30,-37)  
May  10   4 14.37  -65 25.4  15.232  15.159    83   15.2  20:29 ( 31,-41)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は14.9等(4月7日、吉見政義氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  23  1.58   26 34.3   3.508   2.991    51   15.3   3:33 (256, 29)  
May  10  23  8.62   28 55.8   3.493   3.036    55   15.3   3:24 (255, 33)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(4月7日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。日本ではまもなく、南半球では8月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   4 30.66   19 58.4   3.395   2.535    26   15.4  20:21 (111,  5)  
May  10   4 44.41   20 13.1   3.419   2.522    23   15.4  20:29 (115,  1)

* ガン彗星 (65P)

現在は16.4等(4月29日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  18 58.86  -27 29.5   2.306   2.934   119   15.5   3:33 (349, 27)  
May  10  19  0.47  -27 55.2   2.225   2.932   125   15.4   3:24 (353, 27)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

冬に14.4等まで明るくなった(2月4日、門田健一氏)。現在は15.4等(4月21日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   8 58.09   13 56.8   2.443   2.651    90   15.4  20:21 ( 62, 54)  
May  10   9  5.30   13 14.4   2.537   2.658    85   15.5  20:29 ( 68, 49)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は15.4等(4月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  13  7.58  -30 51.6   2.725   3.658   153   15.5  22:22 (  0, 24)  
May  10  13  6.63  -29 44.1   2.765   3.673   149   15.6  21:53 (  0, 25)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

2026年の初夏に、13等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(4月26日、安部裕史氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  22 35.82   21  6.3   5.163   4.705    57   15.8   3:33 (265, 32)  
May  10  22 35.05   21 41.1   5.025   4.667    63   15.7   3:24 (267, 36)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は15.7等(4月14日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   7 13.67   35 15.6   1.929   1.734    63   15.7  20:21 (108, 43)  
May  10   7 37.11   34 30.2   1.999   1.764    61   15.9  20:29 (108, 41)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は16.3等(4月29日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  19 47.47  -21 56.6   5.748   6.130   107   15.9   3:33 (335, 29)  
May  10  19 46.14  -21 27.9   5.597   6.088   114   15.8   3:24 (340, 31)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

2026年1月に5等まで明るくなると期待されている。現在は16.2等(4月16日、門田健一氏)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、7月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  18 20.23   54 30.2   3.795   4.025    95   15.9   3:33 (182, 71)  
May  10  18 14.53   55 34.8   3.695   3.946    96   15.8   3:04 (180, 69)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.0等(4月30日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  11  0.04  -37 20.0   4.566   5.235   127   16.0  20:21 (  1, 18)  
May  10  10 53.42  -35 39.2   4.643   5.242   121   16.0  20:29 ( 11, 18)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は15.8等(4月4日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  10 43.97   65 51.2   4.264   4.340    87   16.0  20:21 (176, 59)  
May  10  10 39.54   65 50.1   4.339   4.333    82   16.1  20:29 (168, 58)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.2等(4月11日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   6 40.48   10 16.1   4.321   3.892    58   16.3  20:21 ( 85, 25)  
May  10   6 44.32   11 36.2   4.415   3.887    52   16.4  20:29 ( 91, 19)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.1等(4月29日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   6 57.96  -15 21.5   6.874   6.611    70   16.4  20:21 ( 61, 13)  
May  10   7  1.98  -14 35.7   6.948   6.606    66   16.4  20:29 ( 66,  7)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.5等(4月6日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   5 27.44  -38  0.1   7.653   7.308    66   16.7  20:21 ( 55,-17)  
May  10   5 29.48  -37 29.9   7.732   7.353    64   16.7  20:29 ( 59,-23)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は17.2等(4月7日、E. Cortes, B. Lutkenhoner)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  22 32.85  -18  6.1   3.183   2.985    69   16.8   3:33 (300,  9)  
May  10  22 41.02  -17 18.0   3.084   2.972    74   16.7   3:24 (301, 12)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

冬に13.8等まで明るくなった(12月30日、Thomas Lehmann)。現在は16.4等(4月4日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   8 52.55   45 49.5   3.031   3.042    81   16.7  20:21 (123, 63)  
May  10   9  1.75   43 47.7   3.146   3.080    77   16.9  20:29 (118, 58)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.3等(4月23日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  22 19.91  -64 51.4   7.162   7.303    94   16.9   3:33 (336,-20)  
May  10  22 19.93  -65 43.7   7.134   7.356    98   16.9   3:24 (339,-20)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   1 19.06  -53 19.5  10.984  10.700    71   17.0   3:33 (314,-36)  
May  10   1 21.52  -53 14.0  10.938  10.710    74   17.0   3:24 (315,-34)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。昨年の初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は16.3等(4月29日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  18 41.69  -24 40.2   3.334   3.974   122   17.0   3:33 (353, 30)  
May  10  18 37.94  -25 19.4   3.309   4.040   130   17.2   3:24 (359, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2024年2月25日、Thomas Lehmann)。現在は17.2等(4月8日、吉見政義氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  23 24.34   37 28.8   6.002   5.384    48   17.0   3:33 (243, 30)  
May  10  23 28.63   38 10.8   6.016   5.448    51   17.1   3:24 (243, 33)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は18.9等(4月14日、Jean-Claude Merlin)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  11 55.74  -58 44.7   9.486  10.129   127   17.0  21:10 (  0, -4)  
May  10  11 53.64  -58 17.2   9.545  10.172   126   17.1  20:40 (  0, -3)

* ハウエル彗星 (88P)

2026年の春に9等まで明るくなる。現在は17.3等(4月30日、Andrew Pearce)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  10 17.10   15 46.8   2.640   3.102   107   17.1  20:21 ( 33, 68)  
May  10  10 17.62   15 31.0   2.700   3.063   101   17.1  20:29 ( 49, 63)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.1等(4月17日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  11 14.57  -33 35.6   4.647   5.357   130   17.1  20:29 (  0, 21)  
May  10  11 10.77  -31 42.1   4.710   5.354   125   17.2  20:29 (  7, 23)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は17.4等(3月25日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   5 46.39  -21 11.1   7.547   7.075    58   17.2  20:21 ( 67, -4)  
May  10   5 49.50  -20 27.9   7.654   7.123    55   17.2  20:29 ( 72,-10)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.6等(4月5日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく17等を保つ。日本ではまもなく、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   6 47.06   -5 24.2   4.800   4.461    64   17.2  20:21 ( 70, 17)  
May  10   6 52.72   -5 18.6   4.874   4.458    60   17.3  20:29 ( 75, 11)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は17.4等(9月20日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  21 33.66    0  8.4   3.297   3.225    77   17.3   3:33 (296, 32)  
May  10  21 39.00    0 53.1   3.220   3.240    82   17.3   3:24 (298, 35)

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.5等(2月24日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。日本では6月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   5 58.85    1  2.9   2.333   1.872    51   17.3  20:21 ( 83, 12)  
May  10   6 16.41    1 48.7   2.351   1.853    49   17.3  20:29 ( 86,  8)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.2等(4月28日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本ではまもなく、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   7 31.97  -32 20.7   3.678   3.720    84   17.3  20:21 ( 43,  6)  
May  10   7 35.55  -29 44.1   3.750   3.711    80   17.4  20:29 ( 50,  3)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は17.9等(3月14日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  16 39.16  -51 28.5   4.083   4.869   136   17.3   1:58 (  0,  3)  
May  10  16 30.21  -51  9.2   4.093   4.933   142   17.4   1:21 (  0,  4)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は16.9等(4月30日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  17 37.69   11 47.7   2.335   3.063   128   17.4   2:55 (  0, 67)  
May  10  17 28.56   11  1.3   2.334   3.130   134   17.5   2:19 (  0, 66)

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

冬に15.2等まで明るくなった(12月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。現在は17.3等(4月19日、S. Gombos)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。やや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   6 55.36   12 54.7   4.314   3.937    61   17.4  20:21 ( 85, 30)  
May  10   7  2.63   12 55.3   4.423   3.960    56   17.5  20:29 ( 89, 24)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は18.0等(2月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。2026〜2027年の冬に13等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   2 11.24  -38  0.6   7.664   7.118    54   17.4   3:33 (292,-42)  
May  10   2 17.04  -37 43.2   7.582   7.075    56   17.4   3:24 (293,-39)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.3等(10月31日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  23 41.34   -5 30.7   3.870   3.298    49   17.5   3:33 (279,  4)  
May  10  23 49.65   -4 47.0   3.798   3.301    53   17.5   3:24 (280,  6)

* P/2010 LH155彗星 (P/2010 LH155)

急激に増光した。現在は17.5等(4月23日、ATLAS-HKO, Haleakala)。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  10  9.23    2 47.7   1.667   2.231   110   17.6  20:21 ( 25, 55)  
May  10  10 16.39    2 51.1   1.742   2.236   105   17.7  20:29 ( 36, 52)

* アトラス彗星 (C/2024 G6)

現在は17.5等(4月26日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  16 59.61  -23 38.3   5.868   6.730   146   17.6   2:17 (  0, 31)  
May  10  16 54.14  -22 57.7   5.792   6.716   154   17.6   1:44 (  0, 32)

* レモン彗星 (C/2023 V1)

現在は17.5等(4月28日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  18 57.13   60 35.7   5.050   5.121    88   17.7   3:33 (191, 64)  
May  10  18 44.07   61 40.3   5.016   5.116    89   17.7   3:24 (182, 63)

* パンスターズ彗星 (C/2024 G4)

現在は18.3等(4月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  17  5.26   16 12.7   4.765   5.492   132   17.8   2:22 (  0, 71)  
May  10  17  3.68   16 37.8   4.704   5.469   135   17.7   1:53 (  0, 72)

* シャルネツキー彗星 (C/2024 N4)

現在は17.9等(4月7日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   7 55.51   56  3.0   5.708   5.462    70   17.8  20:21 (138, 52)  
May  10   8  1.69   54 50.7   5.797   5.470    66   17.9  20:29 (135, 48)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.6等(4月26日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  19 32.53   15 45.3   5.055   5.346   101   17.9   3:33 (313, 64)  
May  10  19 27.84   15 53.7   4.987   5.380   107   17.9   3:24 (324, 67)

* 小惑星2008 HE (431760)

3月9日に太陽に0.11天文単位まで接近した。現在は17.9等(4月18日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3   9 46.05    5 36.9   0.694   1.357   104   19.5  20:21 ( 36, 55)  
May  10  10  9.17    4 59.0   0.861   1.469   103   20.0  20:29 ( 40, 53)

* シンガー・ブルースター彗星 (105P)

近日点通過後に、予想以上に暗くなっている。現在は20.0等(3月12日、Taras Prystavski)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   3  20 16.24   -8 24.0   1.807   2.188    97   19.6   3:33 (321, 38)  
May  10  20 22.65   -7 30.4   1.750   2.206   102   19.6   3:24 (324, 40)

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