同定
PIXYシステムで生成したPXFファイルを基に、検出星像と既知変光星との同定を行います。
同定結果は指定したPXFファイルに直接記述されます。
画面及びチェックファイルには、同定の検証のために、同定された星の一覧とそれぞれの位置の差、及び二重同定されているものの一覧が出力されます。
チェックファイルの拡張子は .icl です。
チェックファイル名を省略した場合は、検証用リストは画面にのみ出力されます。
同定に利用できるカタログはカタログ一覧にあるものです。
同定のためには、予め同定データベースを構築しておく必要があります。
詳しくは同定データベースの構築をご覧下さい。
同定データベースは、MISAOのホームディレクトリの下に構築されます。
同定を行う場合は、MISAOのホームディレクトリをシステムのプロパティ misao.home に設定する必要があります。
具体的には、java のオプション -D を利用します。
例えば、MISAOのホームディレクトリが C:\misao の場合、同定は次のように実行します(PXFファイル名は sample.pxf とする)。
java -Dmisao.home=C:\misao misao.pixy.Pixy -identify sample.pxf
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※ 実際には1行です。
-identifyオプションの後で指定できるオプションがあります。
- -batch バッチファイル
複数のPXFファイルに対して一括して同定を行う際に利用します。
バッチファイルには、同定を行うPXFファイル名を1行に1ファイルずつ記述します。
- -noNR
写野内にあるはずだが検出されなかった既知変光星の情報を記録しないようにします。
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